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【東海S予想】斤量加増の馬が複数いる年は!?

  • 2021年01月19日(火) 12時00分

該当馬中の○○が好走している


 東海ステークスでは、4歳牡馬55キロ・5歳以上牡馬56キロ、牝馬2kg減をベースに、GIとGIIの優勝歴に応じて1キロないし2キロが加増される。

 施行時期が1月に移った2013年以降で見ると、2キロ加増されていた馬は[1-0-1-1]、1キロ加増は[2-1-0-9]、加増なしは[5-7-7-85]で、2キロ増組の頭数が少ないにしても勝率複勝率は2キロ加増>1キロ加増>加増なしとなっている。

 今年2キロ加増組はいないが、1キロ加増はアナザートゥルースとインティが該当する。

 1、2キロ併せて過去8年で15頭いた加増組だが、複数存在したのは5回。うち該当馬が全く馬券に絡まなかったのは2017年だけで、残りの4回は該当馬のうち1頭が連対している(1着3回・2着1回)。

 該当馬が好走した4回を見ると、2013年は4、7、12番人気の3頭で4番人気グレープブランデーが勝利。2014年は1、2、15番人気の3頭で1番人気ニホンピロアワーズが勝利。2015年は1、5番人気の2頭で1番人気コパノリッキーが勝利。2019年は2、3、10番人気の3頭で2番人気チュウワウィザードが最先着ということで、いずれも該当馬中の人気最上位馬が好走している。

 となると、配当妙味には薄いがインティを軽視できないということになる。前走はよいところがあったし、東海Sは一昨年優勝、2キロ加増の昨年でも3着のレース。無理に逆らわないほうがよいのかもしれない。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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