こんにちは、むねひろよしたかです。
2019年のコーフィールドC(豪・芝2400m)を勝ったメールドグラースが引退。トルコで種牡馬入りすることが発表されました。トルコと言えば、フランスとそのトルコで種牡馬として成功を収めた高松宮記念『2』着のディヴァインライトや、クイーンエリザベスS(豪・芝2000m)で世界的名牝ウィンクスの『2』着とした重賞2勝馬クルーガー。そして、ジュエラー・スカーレットカラーを輩出した皐月賞・有馬記念・ドバイWCと3つのGIを制したヴィクトワールピサが繋養されています。
先週の「ドバイワールドCデー」は、4つのG1全てで日本馬が馬券圏内に食い込みました!勝ち馬こそ出ませんでしたが、健闘と言える結果でしょう。芝の長い所では、昔から日本馬の好走歴はありましたが、ダートでも好走馬が出てきています。しかも、サウジアラビアや過去のこのドバイで好結果を出したコパノキッキング・マテラスカイではないレッドルゼル・チュウワウィザードなのですから、本当に驚きでした。
日本のオッズで日本馬が過剰人気となるだけに、進んで買うことは出来ません。ドバイゴールデンシャヒーンにしても、単勝万馬券で勝ったゼンデンと『3』・『4』着のキャンヴァスト・ワイルドマンジャックの3連複を持っていて涙を呑みました……。
なお、ドバイシーマクラシックを勝ったミシュリフは、今秋の凱旋門賞が最大目標とのこと。それだけに、ダートのドバイWCではなくてこちらに矛先を向けてきた訳です。凱旋門賞は日本馬の挑戦も大いにあり得る訳ですから、かなりの強敵となることは確かです。
しかし、「重い芝日本現役最強馬」であるクロノジェネシスが負けてしまったことはショックですね。ヨーロッパの更なる重い芝になって、より持ち味を発揮してくれることを望みます。
◆大阪杯ターゲット馬→グランアレグリア
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同馬が今年の目玉と言っても良いでしょう。2走前には1200mのスプリンターズSを勝った馬。その馬が2000mを走ります。これまでは1600mまでしか経験がありません。その1600mでは桜花賞・安田記念・マイルCSと3つのGIを含む5-0-1-1という良績があり、このメンバーに入っても通用する力は誰もが認めるところです。
調教師からもルメール騎手からも同馬の気性面の成長をアピールするコメントを出していますが、今回は2000mの距離をこなせるかどうかに尽きます。3-0-1-0という実績から阪神は全く問題ありませんし、内回りコースも阪神Cでクリアしています。
なお、敗れたとはいえ非常に強い内容を見せた4走前の高松宮記念で「重」をこなしていますが、道悪の影響はないに越したことはないでしょう。馬場レベルは高い方が距離負担は小さくなりますし、1600mの安田記念を1:31.6「稍重」という好時計でアーモンドアイを降してきているだけに、時計勝負の馬場レベルを望みます。
ターゲット馬→コントレイル
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昨年の牡馬三冠馬。古馬緒戦となった前走のジャパンCで初めて土が付いてしまいましたが、相手はアーモンドアイ。相手も低下した馬場レベルを好んではいませんでしたが、相手のパフォーマンスを誉めるべきでしょう。0.2秒差・『2』着ならばよく走っており、悲観するような敗戦ではありません。
また、レース間隔の詰まったローテーションで菊花賞の疲れも多分にあったことでしょう。今回は4ヶ月振りの一戦となりますが、