余力の差が命運を分ける上半期ラストの大一番
今回のコラムタイトル『人気馬の命運を分ける最大のポイントは余力の有無にアリ』というのは昨年の有馬記念の時と全く同じになります。
当時の有馬記念コラムでは、余力の面でのマイナスが大きい「前走ジャパンカップ出走組(特に秋三冠レース完走組)」が危険人気パターンとピックアップしましたが、結果的にも大挙出走していた同組は全て馬券圏外に沈んで、それよりも間隔を空けて臨める前走天皇賞秋組と前走エリザベス女王杯組が上位4頭を占める決着となりました。
その有馬記念は1年の締めくくりの大一番ですが、この宝塚記念も上半期の締めくくりの大一番という点で類似する立ち位置のレースです。両レースともに大目標とされる主流GIレースはそれよりも以前に設定されているだけに、如何に最終決戦にも余力を残して臨めるかがキーポイントになってきます。
有馬記念で直近の大レースである前走ジャパンカップ組が人気を裏切りがちなのと同様に、