創設以来半分以上が馬券に…
今年のアイビスサマーダッシュには、3歳牝馬が3頭登録してきた。
この重賞が創設されてから過去20回、3歳牝馬=51キロでの出走は12例あり、[2-3-2-5]と実に半分以上が馬券に絡んでいる。
複勝率でいうと58.3%にもなるが、加増されていない4歳以上牝馬(54キロ)が20.6%、1キロ加増の4歳以上牝馬(55キロ)が[2-0-1-3]の複勝率50%。後者が今年不在ということを考えると、3歳牝馬にはチャンスがありそうにも見える。
ちなみに牡馬だと3歳馬は[0-0-3-10]で複勝率としては23.1%。加増なしの4歳以上牡馬が15.3%、1キロ加増が18.2%なので、連対馬こそ出していないものの3歳馬は買える存在であることが分かる。
これは、重賞に出ようという3歳馬はそれなりの近況にあるのに対し、4歳以上馬の中には近走手詰まりの馬もそれなりに含まれるので、そのギャップが結果にも出ている可能性がある。
それでも3歳馬、特に牝馬の成績は魅力的なので、馬券への組み入れを積極的に検討したいところだ。
過去12例ある出走例のうち、未勝利と1勝クラスから来た2頭はさすがに馬券に絡まなかったが、2勝クラスからの2頭は1着と3着。今年登録している3頭のうち2頭は前走1勝クラスの負け組なので手を出しづらい。そうなると消去法でオールアットワンスが残る。逃げでも控えても好走しているので、その点も評価できる。
3歳馬は牡馬のモントライゼが人気になりそうだが、オールアットワンスのほうにも注目しておきたい。