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【菊花賞予想】季節の変わり目、激走馬5頭に寒さへの適性あり/三宅誠

  • 2021年10月22日(金) 18時00分

寒〜涼で好走しているディープモンスターに注目!(c)netkeiba.com


「1〜2番人気1頭」+「激走馬2頭」の決着が過去10年で4度出ています。先週、残暑から一気に晩秋の陽気になり季節が進行、気温低下で波乱も期待ができます。
ここでは過去10年の気候成績などを中心に、注目馬を抽出していきます。

・過去10年の勝ち馬と人気の関係
・1番人気馬【6・0・2・2】
・2番人気馬【0・3・0・7】
・3番人気馬【2・0・2・6】
・4番人気馬【0・2・0・8】
・5番人気馬【1・2・1・6】
・6番人気馬【0・0・1・9】
・7番人気〜【1・3・4・112】

1番人気は6勝を含む複勝率80%と信頼度は高い。
激走馬は過去10年で9頭。10年、16〜18年は激走馬が2頭、馬券内に食い込んでいる。

〇注目ポイント
1.激走馬9頭中5頭が寒〜涼で2勝以上または複勝率100%。
16年 9人気2着 レインボーライン [2・0・1・2]
   6人気3着 エアスピネル [1・1・1・0]
17年 10人気2着 クリンチャー [2・0・0・1]
18年 10人気3着 ユーキャンスマイル [2・2・0・1]
19年 8人気2着 サトノルークス [3・0・0・1]

2.激走馬9頭中8頭が前走勝利または重賞で掲示板内。
12年 7人気3着 ユウキソルジャー(12年 神戸新聞杯 9人気4着)
14年 7人気3着 ゴールドアクター(14年 支笏湖特別 1人気1着)
16年 9人気2着 レインボーライン(16年 札幌記念 4人気3着)
   6人気3着 エアスピネル(16年 神戸新聞杯 2人気5着)
17年 13人気3着 ポポカテペトル(17年 阿賀野川特別 2人気1着)
18年 10人気3着 ユーキャンスマイル(18年 阿賀野川特別 2人気1着)
  7人気1着 フィエールマン(18年 ラジオNIKKEI賞 1人気2着)
19年 8人気2着 サトノルークス(19年 セントライト記念 8人気2着)

3.激走馬9頭中6頭が芝2200m〜2600mで勝利実績あり。
12年 7人気3着 ユウキソルジャー(12年 北海ハンデキャップ 1人気1着 2600m)
14年 7人気3着 ゴールドアクター(14年 支笏湖特別 1人気1着 2600m)
17年 10人気2着 クリンチャー(17年 すみれS 5人気1着 2200m)
   13人気3着 ポポカテペトル(17年 ゆきやなぎ賞 3人気1着 2400m)
18年 10人気3着 ユーキャンスマイル(18年 阿賀野川特別 2人気1着 2200m)
19年 8人気2着 サトノルークス(19年 すみれS 2人気1着 2200m)

〇注目馬
・レッドジェネシス
涼[2・0・0・2]掲示板外1度のみ。
前走神戸新聞杯は勝ち馬と同タイムの2着。

・ディープモンスター
寒〜涼[3・1・0・0]と優秀。
芝2200mで連勝実績あり。

・ロードトゥフェイム
寒[2・0・0・0]と優秀。
前走九十九里特別は4番人気1着。



■プロフィール
三宅誠(みやけまこと)
 季節馬の激走を体系だって明らかにした気象予報士。レース気温のデータベースを構築、データ分析によって穴馬を導き出すまったく新しい競馬理論。独自のデータを持つ強みを生かして、『競馬王』「激走判定リスト」で推奨馬の年間回収率100%超(14年度)を達成した。『競馬王』で連載中、公式ホームページは「競馬天気」。

独自データベースは馬場レベルを7分類、気候レベルを5分類。馬場:良(水少/水多)、稍重(水少/水多)、重(水少/水多)、不良。気候:寒、涼、暖、暑、酷暑。

「スポーツ気象」の分野でパイオニア的な存在、スポーツ中継で新しいコンテンツを生み出し、テレビ素材として幅広く浸透している。

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

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