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【有馬記念予想】久々の3歳馬4頭出走

  • 2021年12月21日(火) 12時00分

3歳馬が上位着順を占めるのは難易度が高い!?


 今年の有馬記念には3歳馬が4頭出走している。

 基本的に有馬記念における3歳馬は「買い」なのだが、頭数が多いとどれを優先するのか、人気薄馬も狙えるのかといった迷いが出てくる。1頭だけならえいや、と買うこともできるが、選択肢があると逆に悩ましい。

 過去10年だと3歳馬が4頭以上出走したケースはないので、今回は「グレード制導入後」と大きく期間を取って調べてみよう。数字は各年の有馬記念における人気順で、1・2・3着した馬はそれぞれの欄に記すが、4着以下は詳しく記さず着外欄にまとめていく(左から先着順)。

 1〜3着の下に数字が無い場合は、その着順に収まった3歳馬が居なかったということである。

回収率向上大作戦


 こうして見ると、数がいても馬券圏内に2頭入るのは意外に難易度が高く、ワンツーは1回だけ。また、3歳馬の中で人気順と結果が一致しないこともそれなりにある。

 この線でいくとエフフォーリアを軸にするなら他の3歳を思い切って馬券から外すという戦略があってもよいだろう。それが嫌ならば3連単のフォーメーションで敢えてタイトルホルダーやステラヴェローチェをエフフォーリアより上の着順にするという手もある。いずれにしても、漫然と3歳馬を買い目にたくさん盛り込むのは避けておきたい。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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