馬券に絡んだ馬は前走も好走している
阪神コースが改修されて桜花賞が外回りコースになって以降、15回が終了した。その間、前走4着以下から優勝したのはジェンティルドンナのみ。
馬券に絡んだ45頭のうち37頭は前走3着以内なので、今回は「前走3着以内馬に限定した前走レース別成績」を見てみたい。
レジネッタなどたまに穴が飛び出るものの、フィリーズレビューはチューリップ賞に対して明らかに分が悪い。
2歳GIからの直行は4頭すべて連対しているが、桜花賞で1、2番人気だった馬ばかりなので、ラブリイユアアイズが同じように走れるかは微妙。ただ、人気の盲点になる可能性はあるので、気には留めておきたい。
アネモネS組は明らかに厳しく、フラワーC組もいまひとつ。クイーンC組は同距離のわりにいまひとつだが、4頭馬券に絡んではいるので一刀両断にはできない。
エルフィンSからの直行はレッドディザイア、マルセリーナ、デアリングタクトの3頭が連対。3頭とも2番人気に推されていた馬なので、阪神JFにおけるラブリイユアアイズと同様、アルーリングウェイは軸にまでは推せず、ヒモ穴として気にかけるくらいが妥当かもしれない。
こうやっていくとチューリップ賞上位馬からという普通の結論になってしまうのだが、これは致し方のないところ。なにしろ阪神JF→チューリップ賞→桜花賞が同じコースなのだから、レースの中心になって当然である。
ただ、前走4着以下の馬も含めてなお、前走チューリップ賞組が1、2、3着を独占したことは過去15年で2回しかない(2013年と15年)。ワンツーも2回のみ。1、3着と2、3着が3回ずつ。軸はチューリップ賞組から取っても、ヒモには他のレースからきた馬を取り上げていく必要がある。