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【エプソムC予想】近3年、馬券に絡む4歳馬が強いレース

  • 2022年06月10日(金) 18時00分

オッズ次第で妙味がありそうな4歳馬も


 エプソムカップは4歳馬の強いレースで、降級が無くなったあとも2019年2頭、2020年1頭、2021年2頭が馬券に絡んでいる。

 今年の4歳馬ではジャスティンカフェが人気になりそう。これまでアーリントンカップ以外は崩れていないし、1800mへの距離延長はおそらくプラス。問題があるのは位置で、ここ2走の内容とジョッキーからも道中最後方かそれに近い位置にいそう。展開によっては差し遅れもある。

 4歳ではタイムトゥヘヴンが既に重賞実績を示しているし、もともと京成杯で2着もある馬だから1800mも問題ない。こちらも位置と展開次第な面はあるが、オッズ次第では妙味が生まれる馬だ。

 ノースブリッジはハナに行ける強みがあるが、今回はトーラスジェミニとの兼ね合いが問題。3走前は控えて勝っているので譲る可能性もある。人気はさほどなさそうだし、4歳であることに加えて人気薄の逃げ・先行馬というだけで馬券的な面白さはある。

 ヤマニンサンパは2勝クラスを飛ばして3勝クラスに使い勝ったあたり、かなりのポテンシャルがありそう。中団やや後ろあたりを取ったうえでしっかり末脚を伸ばせれば穴になりうる。

 5歳以上馬で上位人気といえばまずダーリントンホール。共同通信杯を勝った舞台だし、ここへきての復調は明らか。共同通信杯以来のルメールというのももちろん魅力。4歳馬がある程度人気を持っていってくれれば、狙えるオッズになる可能性もある。

 ザダルのレーン騎手もこのコースの成績は良い。レースによるムラはあるが、来るときは1着まで来るという点が魅力。前走・前々走の位置だと他の同型と決め手勝負になってしまうので、ある程度前半が流れてくれたほうがよいかもしれない。

 シャドウディーヴァは東京をかなり得意としている。このところ大敗続きだがそれを相手関係によるものと考えれば、ここで見直す手もある。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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