【日経新春杯予想】中京と相性がよいヴェルトライゼンデ
前走条件戦組が強いレース
日経新春杯では過去10年のうち5回で前走GI組が優勝。ただ、前走GI組全体だと[5-1-0-26]で回収率は単82%・複36%。人気が予想されるヴェルトライゼンデを重視するなら菊花賞組のどちらかは切るくらいまで思い切る必要があるかもしれない。
そのヴェルトライゼンデは中京と相性がよいし、位置が後ろになりすぎなければやはり有力と考えざるをえない。59キロというハンデの見た目は重く見えるが昨年までなら58キロだし、これで人気が落ち着くならむしろありがたい。
前走菊花賞組の2頭は、ヤマニンゼストがコース好走歴(神戸新聞杯2着)で、プラダリアが重賞勝ち(青葉賞)の実績で勝負したいところ。ただともに重賞は世代限定戦しか経験しておらず、その中での地位を考えると強気には評価しづらい。
日経新春杯は前走条件戦組が強いレースなので、4歳馬についてはむしろ、菊花賞のあとに準オープン(2着)を挟んできたヴェローナシチーに目が向く。ただ追い込む競馬になると展開次第だし、今回どうも人気になりそうなのが馬券的には困るところである。
ロバートソンキーは菊花賞と天皇賞春を除けば掲示板を外していないし、馬券の対象から外れたのもその2レースと新馬戦のみ。この馬も位置取りの問題はあるが、キャリア11戦のうち7回上がり最速をマークしている馬でもあるし、馬券圏内まで差してくると期待したい。
ハヤヤッコはムラ駈けなのでいきなり来る可能性もあるが、年齢・ハンデ・前2走を考えるとそこまで強気にはなれない。ハンデを背負う組ではさらに年上になるがサンレイポケットを複穴に考慮するほうがよいのではないだろうか。勝ち切るイメージは無いが、3着には届いてきてもおかしくはない。