ヨシオだよ! 次の開催までまだちょっと時間があるし、今日はみんなにおれがチビだった頃のはなしをしようと思う。実はおれ、ちょっと変わった育ち方をしてるんだ〜。
ごはんたべてるチビなおれ!(提供:JRA)
まあきいてくれ!
おれの実家は北海道のJRA日高育成牧場っていうところで、2013年5月9日にうまれた。父さんはヨハネスブルグ。母さんはフローラルホーム。父さんのことは知らないし、母さんとはチビのころにお別れしちゃったから、もう顔も覚えてない。
これはうまれて2週間のおれ!(提供:JRA)
当時4歳だった母さんにとって、おれははじめての子供だったんだ。それもあって、平均よりちょっと小さくうまれたおれだけど、この頃からもちろん食欲旺盛! 寝てる時以外はおちちを飲みにいくんだけど、母さんはまだ若かったから、なかなかおちちがでなかった。
だからおれはずっとおなかペコペコ…。
でも母さんもおちちが出ないから、おれが飲もうとすると、痛くて逃げちゃったり…。みかねた実家の人たちから、粉ミルクや子馬用のごはんをもらっていたんだけど、おれたちチビは、起きてる間はほぼずっとおちちを飲んでるから、ずっと人の手で世話をするのも、なかなか難しいんだって。
粉ミルクおいしかったよ(提供:JRA)
それである日、おれにとっての“もうひとりの母さん”が現れたんだ。