【中山記念予想】前走GI組を重視しないわけにはいかない
人気下位でも積極的に狙う価値はある
中山記念は別定GIIの中でも格がモノを言う重賞で、前走でリステッド以下のレース(障害未勝利含む)に出走していた馬は過去10年で[0-1-1-22]とかなり苦戦している。
対照的に、前走国内GI組が[6-4-3-22]、海外G1組が[1-1-1-6]で、合わせて[7-5-4-28]で馬券に絡んだ馬(のべ30頭)の半分以上を占めている。
今年の登録馬のうち、国内・海外あわせて前走でGIレースに出走していたのは5頭。5頭以上該当馬がいた年は、
2020年 該当5頭→1着と2着(1・2番人気)
2019年 該当6頭→2着と3着(6・2番人気)
2018年 該当5頭→2着と3着(5・6番人気)
2017年 該当6頭→1着と3着(3・7番人気)
2016年 該当7頭→1〜3着独占(1・4・2番人気)
2014年 該当7頭→1着のみ(2番人気)
となっている。これ以前に該当5頭以上という年は無いようなので、GIが増えたこと、香港への遠征馬が増えたこと、レースを使う数が減ったこと(昔は秋GIと中山記念の間にGII以下を使うことも多かった)などが影響しているものと推測できる。
2014年はジャスタウェイが勝った一方でトウケイヘイローなど6頭は馬券どころか掲示板外に沈んだが、それ以降の5回はすべて該当馬のうち複数頭が馬券に絡んでいる。しかも、該当馬の中で人気になっていた馬だけでなく、中穴くらいの馬が馬券になっていることも少なくない。例えば2018年は該当5頭が1・3・4・5・6番人気だったのだが、5・6番人気の2頭が馬券に絡んだ。
以上を踏まえて、今年も前走GI組重視、該当馬の中で人気最上位や2番目ではない馬にも注意を払う、という前提で予想を組み立てていきたい。