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【弥生賞予想】とにかく安定しているGI組をどう買うか

  • 2023年03月03日(金) 18時00分

2、3着に来ても勝ち切れないケースが多いが…


 弥生賞は10頭立てとやや寂しい頭数。点数的にもどこまで買えるか難しいレースになってきた。

 トップナイフはホープフルS2着からの参戦。朝日杯FSをふくめ弥生賞における前走GI組というのはとにかく安定しているので、この馬だけでなく大敗してきたグリューネグリーンも無視はできない。

 ただ、GI組は2、3着に来ても勝ち切れないケースが多いように思うので、なにかと組ませての軸2頭マルチなど、買い方は工夫したい。

 タスティエーラは新馬戦の勝ち方が良かったので期待していたが、共同通信杯では奮わなかった。4着という着順だけでなく上がりが2位止まりというのは引っ掛かるが、今回はメンバーレベルがいまひとつなだけにそれでも重視せざるをえない。

 ワンダイレクトは弥生賞と相性が良い若駒S組。セッションも同組だが、着差も上がりも0.3秒差あるので序列ははっきりしている。ワンダイレクトはここの結果次第ではクラシックの有力候補になりうる。

 セッションはムルザバエフ騎手騎乗で新しい面を出せるかどうかだろう。

 例年だと苦しい未勝利組も、今年は頭数が少ないことと前走オープン勝ち馬がいないことで好走の可能性がある。

 候補筆頭はレヴォルタード。良血馬だし、前走突き放して勝ったことは評価できる。

 前走で着差をつけたということではゴッドファーザーもそうなのだが、当時の2〜7着馬が未勝利を勝てていないというメンバー構成で、さらに休み明けなので評価が難しいところだ。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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