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【オークス予想】リバティアイランドは絶対視すべき!? 投資競馬における断然人気馬の取扱い方法/第132回

  • 2023年05月20日(土) 12時00分
今週行われるオークスには、阪神JFと桜花賞で圧倒的なパフォーマンスを見せたリバティアイランドがGI3連勝を賭けて出走します。2400mは全ての出走馬にとって未知の距離となりますが、それでもリバティアイランドを絶対視していいのでしょうか? 投資競馬における断然人気馬の取扱い方法を紹介しながら、予想していきたいと思います。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング編集K3)

「1.6倍ルール」は発動するか!?


編集K3(以下、K3) 先週のヴィクトリアマイルは「儲かる軸馬」のソダシが先頭に立って、あとはソングラインでもロータスランドでもディヴィーナでもOKという状況でしたが、逆張りしたスターズオンアースが3着に来てしまいました。

 どうしてもヒモが噛み合いませんね。

K3 でも、ドゥラメンテ産駒は距離が短いほど過剰人気しやすいという話は納得できましたよ(※画像は電子書籍『中央競馬 妙味度名鑑 2023』のドゥラメンテのページ)。

儲かる軸馬

 「短距離」の妙味度は94しかないですからね。

K3 その理屈でいくと今週のリバティアイランドは妙味度が高くなりますよね。「長距離」の妙味度は114もあるので。

 騎手、厩舎との兼ね合いもあるのでどうかわかりませんけど、リバティアイランドの場合、単勝オッズが1.6倍以下になりそうなので、総合妙味度が低くても買うことになりそうですよね。

K3 「1.6倍ルール」ですね。普段このコラムを読まれていない方もいらっしゃるかもしれないので、改めて解説してもらっていいですか?

 わかりました。

 投資競馬の基本は逆張りで、投資競馬をする人はだいたい1番人気は消すというスタンスだと思います。私も以前はそうだったんですが、数年前からは単勝1.6倍以下のような断然人気の馬がいたら積極的に狙っていくスタンスに変えました。

 簡単に言うと、1番人気は単勝オッズが低い馬ほど回収率が高いんですよ(表1)。1倍台の馬は複勝率80%、複勝回収率89%ぐらいあります。

儲かる軸馬

 さらに、単勝1.6倍よりも売れると複勝回収率が90%を超えてきます(表2)。

儲かる軸馬

K3 2018年以降の集計だと1.6倍の馬の複勝回収率は87%まで下がっていますね。でも、ずっと「1.6倍ルール」と言っちゃってるのでこのままでいかせてもらっていいですか?

 1.6倍以下の馬で集計すると、だいたい毎年90%を超えるのでそれでいいと思います(表3)。

儲かる軸馬

K3 そして、単勝オッズ1.6倍以下の馬は、総合妙味度が低くても「儲かる軸馬」との2頭軸にするというのが「1.6倍ルール」ということですね。

 はい。ただし、単複はお勧めできません。100%には達していませんから。

K3 単複だと回収率90%台ですけど、連勝馬券にすると100%を超える目が出てくるということですよね。

 あと、1着固定の馬券も買われやすいのでそこまで美味しくありません。

K3 つまり、リバティアイランドを買うなら3連複の軸ってことですね。あとは1頭軸なのか、2頭軸なのか。相手をどの馬にするのかというところで妙味を探っていけばいいんですね。

 そうです。それを踏まえて、予想1〜5番人気の総合妙味度を見ていきましょう。

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卍

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2007-2009年の3年間で、28億7000万円の馬券を購入し、払戻金30億1000万円を得たことで大阪国税局に告発され、単純無申告の罪で起訴された、俗にいう“外れ馬券裁判”の当事者。2004年に、高回収率を期待できる馬を抽出する独自の指数“卍指数”をもとに、パソコンで自動購入を行う錬金システムを構築。その後、2ちゃんねるの競馬板で豪快な馬券を当て続け、伝説となっていた。

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