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【函館記念予想】人気馬の妙味度が低く、今年も波乱の可能性大!!/第140回

  • 2023年07月15日(土) 12時00分
例年、函館記念はハンデ重賞らしく人気が割れ、1番人気が4倍台になることもしばしばです。特に、今年は予想1〜5番人気の馬に重賞連対実績がなく、大波乱もありえそうなメンバー構成になっています。そんな中で馬券的妙味の高い馬はどの馬なのか、妙味度を使って紐解いていきます。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング編集K3)

巴賞好走組が人気を集めるなら大波乱も


編集K3(以下、K3) 今週は函館記念ですが、過去10回のうち7回が3連単10万馬券以上で、2020年なんて343万馬券なんですよね。

 ハンデ戦らしく人気馬がよく飛んでいますね。

K3 9割以上のレースで1〜3番人気のうちどれかは来るということを前提にしているこのコーナーにとってはなかなか厄介です。ちなみに、2021年の「儲かる軸馬」はトーセンスーリヤ(総合妙味度108.8、2番人気1着)で、2022年はアラタ(総合妙味度100.1、2番人気6着)でした。

 トーセンスーリヤくらい総合妙味度が突き抜けてくれると、予想も簡単なんですけどね。

K3 そうなんですよ。

 予想人気を見ると、今年もアラタが上位人気になりそうです。

K3 やはり函館実績が評価されているんでしょうね。函館は4戦3勝ですし、昨年は雨馬場で負けただけだと見られていますから。

 前哨戦の巴賞を勝って順調そうなのもポジティヴに受け取られていそうです。

K3 ただ、函館記念は巴賞の好走馬がよく飛ぶんですよね。前走巴賞1着馬は[0-0-0-8]、2〜5着馬も[0-0-1-20]です。

 巴賞好走組は過剰人気するんですね。

K3 なので、もしアラタとドーブネが人気を集めるなら波乱の可能性がありそうです。

 なるほど。では、そのあたりを踏まえつつ、総合妙味度を見ていきましょう。

単勝予想オッズ=1〜5番人気馬の総合妙味度
1 アラタ(3.9倍) 99.8
2 ローシャムパーク(4.5倍) 97.2
3 ドーブネ(5.5倍) 98.9
4 ブローザホーン(6.7倍) 99.0
5 アルナシーム(18.5倍) 98.5
※想定騎手は上から横山武、ルメール、武豊、岩田康、鮫島駿。想定オッズは14日13時時点。

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卍

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2007-2009年の3年間で、28億7000万円の馬券を購入し、払戻金30億1000万円を得たことで大阪国税局に告発され、単純無申告の罪で起訴された、俗にいう“外れ馬券裁判”の当事者。2004年に、高回収率を期待できる馬を抽出する独自の指数“卍指数”をもとに、パソコンで自動購入を行う錬金システムを構築。その後、2ちゃんねるの競馬板で豪快な馬券を当て続け、伝説となっていた。

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