【札幌記念予想】条件クラス戦での3歳馬の活躍のせいで、OPクラス戦での3歳馬は常に過剰人気状態に
JRA史上最も活躍した一昨年の超ハイレベル3歳世代ですら、この時期の古馬混合OPクラス戦では還元率80%を下回る回収率止まりという過熱振り
まず当たり前の話ですが、夏競馬の3歳上(3歳古馬混合)の条件クラス戦は基本的に3歳馬優位です。
それは世代のレベルが云々というよりも、3歳馬の斤量が軽いからというよりも、JRAのレース番組の構造的に同じ条件クラスに在籍している馬同士を比較すれば、必然的に古馬よりも3歳馬の方が強い馬が揃っているというのが根本的な要因であり本質であると考えます。
というのも、春まで3歳限定の1勝クラス戦はレースの絶対数が少なく、2勝クラス戦は今では設定すらされていません。それによって能力が高くとも順番待ちの様相で、下級クラスで留まっているという馬が数多く生まれます。逆に春までの古馬の条件クラス戦はレースの絶対数がかなり多くなっていますので、そこで「チャンスが多くありながらも現級を勝ち上がれていない古馬」よりも、「勝ち上がる機会が限られていたせいで現級に留まっているだけで、もし機会さえあればすぐに勝ち上がって然るべき馬(将来の格上クラス馬)で溢れている3歳馬」の方が強いというケースが大多数を占めるというメカニズムが固定的となっています。
ですので、