スマートフォン版へ

【天皇賞(秋)予想】少頭数ながら強力なメンバーが揃った一戦

  • 2023年10月27日(金) 18時00分

イクイノックスに崩れる理由は見当たらず…


 11頭と少なめの頭数になった今年の天皇賞(秋)。それだけ上位人気馬が強力ということだろう。

 イクイノックスは連覇を狙う。昨年はパンサラッサの大逃げに惑わされず自分のポジションを進み、32秒7の末脚を繰り出して勝った。ドバイシーマクラシックでは逃げも打っており、とにかく引き出しが多い。崩れる理由はちょっと見当たらない。

 イクイノックスを負かすとしたらなにか一芸を持った馬で、具体的にはプログノーシスの末脚ではないかと思う。札幌記念は捲りに近い競馬で上がり36秒0だったがそれも最速。もともとは33秒台前半をコンスタントに使う馬で、イクイノックスとの末脚勝負は楽しみだ。

 ドウデュースは海外遠征でケチがついているが、プールが使える国内での調整ならば競馬がしやすい。この馬も良い脚は使うが、もう少し距離が長くて上がりも少しかかる形のほうがよいかもしれない。2000mで上がり特化型の競馬になったときにどこまで対応できるか。

 ジャックドールは差し馬勢をよそに自分の競馬を進めるしかない。有力馬と脚質が逆なのはむしろプラス材料だ。溜めてしまうと良さが出ない馬。フラットなラップを作って人気差し馬勢の切れ味を削ぐ方向にもっていきたい。

 ダノンベルーガは大敗が無い一方、GIタイトルにはどうも縁が無い。ポテンシャルは感じる馬なのでどこかで大駆けがあるのではと思うし、今回も馬券圏内の可能性は十分にあるだろう。

 ジャスティンパレスは宝塚記念でも3着しているが、やはり距離はあったほうがよい馬。スピード色の強い競馬や上がりが極端に速い競馬だと厳しい。今回は買い目を減らさなければいけないレースになりそうなので、この馬を切るか入れるかは大きなテーマになる。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング