【有馬記念予想】上位人気馬の命運を分ける最大のポイントは「余力の有無」
近年の有馬記念で大人気を裏切った馬のほとんどは前走ジャパンC組
グランプリ有馬記念は“中央競馬の中で最も大きなレース”と言っても差し支えないでしょうが、ただし“中央競馬の中で最高峰のレース”というわけではありません。
現代競馬でトップに位置する馬にとっては、東京の大レースと比べると紛れが生じる余地の大きい特殊なレース条件である有馬記念は敬遠しがちという実情があります。その理由でもある紛れを生む要素としては「年末のタフな馬場適性」・「トリッキーな小回りコース適性」・「シーズンを締めくくる一戦だけに余力の有無」・「最終週の施行だけに枠順の有利不利」などが挙げられますが、その中でも危険な人気馬を生み出す最たる要素は有馬記念に挑む上での「余力の有無」にあります。
実際に近年の有馬記念で1〜2番人気の大人気を背負いながらも馬券外に飛んだ馬のほとんどは、間隔が詰まる前走ジャパンC組となっています。
少し前までは前走ジャパンC組が、