スマートフォン版へ

【シンザン記念予想】データ更新で今年の「先物買い銘柄」が見えた!!/第164回

  • 2024年01月06日(土) 12時00分
2024年最初に取り上げるのは、4年ぶりに京都で開催されるシンザン記念です。キャリアの少ない素質馬たちをどう評価すべきか悩むレースですが、最新データに更新した2024年度版の妙味度はどのような結論を出すのでしょうか?
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング編集K3)

儲かる銘柄を買うのが投資の基本


編集K3(以下、K3) まず、2023年の「儲かる軸馬」の成績を振り返りたいと思います。

勝率19.6%
複勝率45.1%
単勝回収率150%
複勝回収率90%

 複勝回収率90%なら軸としての役割は果たせたんじゃないでしょうか。

K3 新年度もこの調子でよろしくお願いします。できればヒモのほうも抜けないように……。

 それは巡り合わせですから、少しだけ当たりの多いくじ引きだと思ってのんびり待ちましょう。

K3 今年は上振れが来ると信じています。

 そういえば、ついに杉山晴紀調教師がリーディングトレーナーになりましたね。

K3 初めて妙味度を発表したときから(2020年1月)、妙味度が高いと言い続けていましたもんね。やっぱり『妙味度名鑑』は究極の「先物買い」ガイドブックです!

 儲かる銘柄を買うのが投資の基本ですからね!

K3 お決まりのやりとり、ありがとうございます(笑)。

 今週から新データに更新したので、意外な騎手、種牡馬、厩舎が浮上してくるかもしれませんよ。

K3 昨年は一発目からダノンバラード産駒(キタウイング)が「儲かる軸馬」になりましたからね。楽しみにしています!

 それでは、シンザン記念の予想に移りましょう。予想1〜5番人気の総合妙味度はこのようになっています。

単勝予想オッズ=1〜5番人気馬の総合妙味度
1 エコロブルーム(2.7倍) 96.4
2 ノーブルロジャー(3.9倍) 107.2
3 ナイトスラッガー(8.8倍) 111.7
4 ショーマンフリート(12.5倍) 103.8
5 タイセイレスポンス(12.5倍) 101.2
※想定騎手は上からC.ルメール、川田、モリス、戸崎、M.デムーロ。想定オッズは5日11時時点。

K3 今年最初の「儲かる軸馬」はナイトスラッガーになりますね(※「儲かる軸馬」は予想1〜3番人気のなかで最も総合妙味度が高い馬)。総合妙味度111.7なんて、いきなりすごいじゃないですか!

 ナイトスラッガーの高得点項目はこのようになっています。

ルーラーシップの短距離 105
小栗実厩舎の京都競馬場 130
小栗実厩舎の芝 127
小栗実厩舎の短距離 121
小栗実厩舎の右回り 132
小栗実厩舎のオープン(重賞含む) 202
小栗実厩舎の3歳 111

K3 小栗実厩舎って昨年開業したばかりですよね? 先物過ぎませんか?

 出走は3月から12月までの163回しかありません。でも、サンプルが少ない中から優秀なものを見抜くというのが妙味度のテーマですから、十分狙う根拠にはなると思っています(※画像は電子書籍『中央競馬 妙味度名鑑 2024』に掲載予定の小栗実厩舎のページ)。

儲かる軸馬

<利益度の上位項目>
全体 3位
芝 2位
障害 9位
短距離 8位
長距離 8位
右回り 2位
函館 2位
京都 4位
OP(重賞含む) 4位
重賞 5位
2歳 3位
※利益度とは、1年間購入し続けた場合に、おおよそどれだけの利益をもたらし得るかを示唆する指標。

K3 小栗実厩舎って、阪神JFのときに「開業1年目の厩舎が2頭出し」って話題になっていましたよね。

 阪神JFに出走したナナオとプシプシーナだけじゃなく、他の馬の成績も優秀なんですよ。じゃなければ、これだけ妙味度が高くなりませんから。

K3 小栗実厩舎の均等買いの複勝回収率は82%なので、これは妙味度じゃないと見つけられない優良厩舎かもしれませんね。

 はい、回収率による評価の問題点を解決するために、様々な補正を加えて作ったのが妙味度です。妙味度を使えば、世間的には注目されていないけれど儲かる騎手、種牡馬、厩舎がわかりますし、効果的な狙い方も見えてきます。

K3 であれば厩舎は問題ないとして、あとはモリス騎手ですよね。日本ではまだ1勝しかしていません。

 ダートは[0-0-1-19/20]なので苦戦しているようですけど、芝は[1-1-3-24/29]とそこまで悪くありません。特に、身元引受先である友道厩舎の芝は[1-1-1-3/6]なので、実力馬に乗っているのに様子見する人が多いなら狙うべきでしょう。

K3 なるほど。それではナイトスラッガーの相手を教えてください。

 総合妙味度が100を超えているのは以下の11頭です。

続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

卍

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

2007-2009年の3年間で、28億7000万円の馬券を購入し、払戻金30億1000万円を得たことで大阪国税局に告発され、単純無申告の罪で起訴された、俗にいう“外れ馬券裁判”の当事者。2004年に、高回収率を期待できる馬を抽出する独自の指数“卍指数”をもとに、パソコンで自動購入を行う錬金システムを構築。その後、2ちゃんねるの競馬板で豪快な馬券を当て続け、伝説となっていた。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング