近10年の4歳馬の連対歴は全て上位人気馬によるもので、ベタ買い回収率は6歳>7歳>5歳>>4歳の順

　このアメリカジョッキークラブカップと近い時期に行われる芝中長距離のGIIレースとしては、一つ前の週に行われる日経新春杯と三週後に行われる京都記念がありますが、前者の日経新春杯は近10年で4歳馬が6勝10連対、京都記念は近10年で4歳馬が4勝10連対で、上位を賑わす馬の約半数を4歳馬が占める実質的に若駒有利なレースとなっています。

　それに対してこのAJCCというレースは、流石にある程度厳選されている出走馬が名を連ねる4歳馬の好走率がピークを過ぎた出走馬も多く名を連ねる年長世代馬よりも低いということはありませんが、それでも好走頭数ベースでは4歳馬と6歳馬が全くの互角であり、回収率ベースに至っては6歳馬と7歳馬が優位で4歳馬が低調であることからも、実質的には若駒不利なレースであると見なせます。