日経新春杯は「OP馬不足」とでも言うべき登録状況になった。
登録17頭のうち、前走が条件戦だった馬は以下の通り。
準OPで優勝=1頭
準OPで負け=4頭
1000万下で優勝=1頭
1000万下で負け=3頭
500万下で優勝=1頭
過半数が条件馬という勘定になる。ここまで登録があるということは、トレセンでは早いうちから想定の手薄さが言われていたのだろう。
ちなみに、日経新春杯の過去10年、前走で1000万下に出走していた馬は[0-0-1-4]、準OPに出走していた馬は[4-1-4-12]である。
準OPから馬券に絡んだ9頭のうち、優勝馬4頭・3着馬3頭は前走勝ちの馬。あとは前走4着から2着馬が1頭、前走2着から3着馬が1頭出ている。
また人気の面で見ると、馬券に絡んだ馬はすべて6番人気以内。人気の面で見ても、前走着順の面で見ても、意外な点は無いということだ。今回の前走準OP組も、世間でイメージされている通りの序列で考えればいいだろう。
さらに対象を広げて、芝1800m以上のGIIレース(3歳上・4歳上のレースのみ)全体について前走条件戦組の成績を見てみよう。
前走準オープン組は[13-14-13-130]で単回収率132%・複回収率76%。
さすがに好走例のほとんどは前走で連対していた馬であり、3着以下では00年ステイヤーズSのホットシークレットが目立つくらい。前走優勝馬と2着馬では成績がほとんど変わらず、むしろ連対率や単複回収率は2着組のほうが上なので、惜敗馬を狙うのがいいかもしれない。今回の登録馬でいうとトウカイワイルドとロックスピリッツだ。