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穴党苦戦のレース?

  • 2007年01月29日(月) 23時50分
 共同通信杯はフサイチホウオーとニュービギニングの対決があるのではないかと話題である。さらに南関の雄、フリオーソも出走予定で、「なにもこんな早くから豪華メンバーでやらんでも」というほどだ。

 その共同通信杯だが、過去10年の人気順別成績を見てみると、

1番人気[5-2-0-3]
2番人気[1-1-1-7]

となっている。

 これだけを見ると、中央の人気2頭のうちどちらかが3着以下になるパターンの3連単を狙いたくなるが、実際にはそれも微妙だ。

 まず、1番人気で飛んだ3頭だが、いずれもマル外で、しかも後から考えれば3頭とも早熟タイプのマイラーだった(3頭すべて最終的には条件級に落ち着いている)。

 2番人気で飛んだ7頭も、1戦1勝だったドラゴンブライアンを除くと、すべて既に4着以下を経験していた馬ばかり。成績に傷の無かった2頭(ハイパーナカヤマとスイートゥンビターは2戦2勝)は2頭とも馬券に絡んでいる。

 となると、今回やれることといえば

1.フサイチホウオー(まだ出走確定ではないようだが出るとして)とニュービギニングのどちらが前に来るのか決め打つ
2.フリオーソの扱いをはっきりする
3.無駄なヒモは取らない

というところだろう。

 1.は、ニュービギニングが票を集めることを思うとフサイチホウオーを前に取りたいのだが、同馬の状態が不安なところ。ここは週末まで報道に注目したい。

 2.は人気次第だが、兄弟の上2頭がダート馬なので、あまり人気になるようなら蹴飛ばしてみるのも手か。

 3.で思い当たるのはフライングアップルか。トレーニングセール出身のマル外だし、一度こなした距離だからもう一度いけるという保証はない。

 2と3はどちらか片方実行すればオッズ的にペイすると思うので、とにかく買い目を減らす方向で頑張ってみよう。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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