先週までに改装後の阪神芝1600m戦は22鞍行われたが、1,2番人気の成績は
1番人気(9.8.2.3)
2番人気(7.4.7.4)
となっており、ともにほとんど崩れていない。ちなみに、1番人気が馬券の対象から外れた3レースは、ともに2番人気馬が勝っている。さらに、1番人気が3着だった2レースは、2番人気馬が1着と2着。つまり、1、2番人気馬がともに連を外したレースはまだ無いということになる。
しかも、人気馬がその人気を裏切るケースは、後方から来て差し切れないというパターンに限られているようだ。
「最初に飛んだ1番人気馬」になったブライトロジック(3月10日未勝利戦)は道中10番手で、上がり3位をマークしたものの前が止まらず6着止まり。
山陽特別のダンスアジョイは、道中12番手から上がり最速をマークしたもののこれまた6着まで。
モンサンミシェル(3月31日未勝利戦4着)はそれほど極端でもないが、自分より前でゴールした3頭のうち2頭は道中自分より前にいた馬であった。
2番人気で大敗した4頭も、ほとんど似たパターン。ゴールデンホイップトロフィーで5着だったエイシンデピュティだけが道中好位にいた馬だが、この馬は5着とはいえ上位が一塊になって入線したうちの1頭だった。
さて、肝心の桜花賞だが、上位人気馬の中に位置を悪くしそうな馬はいない。ということは穴党の出番はやはり無いのか……。
唯一の救いは、1〜3番人気馬が揃って3着以内に入ったケースは22鞍中2鞍しかないということである。つまり、3番人気馬の中から目をつぶって1頭を完全に消し、残った2頭の軸から3頭目をひねった3連複・3連単がよいということだ。ただ、その3頭目も2ケタ人気クラスはそうそう望めないので、穴の狙いすぎには気をつけたい。