秋華賞でダイワスカーレットを本命にしながらレインダンスが抜けてしまい、しみじみ反省しながらこの原稿を書いているところである。
レインダンスを消した理由は、スローペースのローズSで結局ベッラレイアに差された=力不足と考えたことである。
しかし、考えてみると、「1000万条件勝ち→ステップレースとなる重賞で連対せず→なんだかんだいって本番で馬券に絡む」というケースはけっこうある。
牡馬牝馬両方まじえて過去10年の3歳3冠目について見てみると、以下のような例がある。
・ナリタルナパーク 900万特別勝ち→ローズS・5着→秋華賞・2着
・ラスカルスズカ 900万特別勝ち→神戸新聞杯・3着→菊花賞・3着
・トーワトレジャー 900万特別勝ち→ローズS・3着→秋華賞・3着
・マンハッタンカフェ 1000万特別勝ち→セントライト記念・4着→菊花賞・1着
・ヒシミラクル 1000万特別勝ち→神戸新聞杯・6着→菊花賞・1着
・オペラシチー 1000万特別勝ち→朝日チャレンジC・7着→菊花賞・3着
このほかに、
・ブゼンキャンドル 900万特別・2着→ローズS・3着→秋華賞・1着も類似の例と言っていいだろう。
もちろん、「900万特別勝ち→重賞で連対せず→単なる力不足で本番はもっとグダグダ」という馬もいるわけだが、イメージ以上に「本番での盛り返し」はきくというように思う。
今年、神戸新聞杯でこのパターンになったのは3頭いたのだが、登録してきたのはホクトスルタンだけ。セントライト記念組では1頭だけいたが登録なし。ということで、とりあえずホクトスルタンは重視しようと思う次第である。