有馬記念での人気薄好走馬というのは、後から見れば「買えないこともなかった」という馬が多い。
過去10年に8番人気以下で馬券に絡んだ馬は6頭いるのだが、いずれも当該年度にそれなりの成績を残していた馬だった。
04年9番人気3着のシルクフェイマスは、その年に日経新春杯と京都記念勝ち。有馬記念前、最後に重賞で馬券に絡んだのは2走前の宝塚記念2着。
02年13番人気2着のタップダンスシチーは、同じ年に朝日CC勝ち、日経賞2着。最後に重賞で馬券に絡んだのは2走前のアルゼンチン共和国杯3着。
02年8番人気3着のコイントスは、同じ年に札幌記念と日経賞で3着。最後に重賞で馬券に絡んだのは前走のアルゼンチン共和国杯2着。
01年13番人気2着のアメリカンボスは、同じ年にAJC杯と中山記念勝ち。最後に重賞で馬券に絡んだのは、その中山記念で7走前。
00年13番人気3着のダイワテキサスは、同じ年に中山記念勝ち+GIIIを2勝。最後に重賞で馬券に絡んだのは3走前の新潟記念1着。
98年11番人気3着のステイゴールドは同じ年にGIでの2着が3回。最後に重賞で馬券に絡んだのは2走前の天皇賞・秋2着。
微妙に例外はあるものの、
・当該年度に別定か定量のGII勝ちか、GIの2着がある
・それを満たさない場合は中山のGIIで2、3着がある
・過去3走以内に重賞で馬券に絡んでいる
という条件を満たせば、有馬記念で穴をあける資格があるということになる。
これを適用すると、コスモバルクやデルタブルースのように中央の重賞3着以内から遠ざかっている馬はNGということになる。今回は回避か除外だろうが、登録のあった中ではアドマイヤ2騎あたりは「別定GII以上」の良績なしということになってしまう。
反対に、条件を満たすのはマツリダゴッホかフサイチパンドラあたり。本命にはできないが、ヒモにはこういうタイプを取ってみたい。
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