いきなり読者に尋ねるのもなんだが、今年の天皇賞・春、1番人気はどの馬だろうか?
大阪杯で6着と敗れた以上、メイショウサムソンの線はなくなったように思う。
アサクサキングスか、阪神大賞典を評価してアドマイヤジュピタか、同2着と「京都のサッカーボーイ産駒+昨年1番人気」でアイポッパーか。
これは大きな分かれ目である。天皇賞・春の1番人気馬において、最も強いパターンと最も弱いパターンの両極端に当たるからだ。
まずアサクサキングスが1番人気になった場合。菊花賞馬が1番人気になったケースは、グレード制導入(84年)以降で9回ある。
その結果は、
・ホリスキー(5歳時)3着
・シンボリルドルフ(4歳時)1着
・ミホシンザン(5歳時)1着
・スーパークリーク(5歳時)1着
・メジロマックイーン(4歳時)1着
・メジロマックイーン(6歳時)2着
・ビワハヤヒデ(4歳時)1着
・ナリタブライアン(5歳時)2着
・ナリタトップロード(6歳時)3着
・ディープインパクト(4歳時)1着
よく「前年の菊花賞馬が強い」というが、全馬が馬券に絡んでいる。なにしろ1番人気だからうまみはないが、このパターンが発生したら穴党でも無視はできないということになる。
対照的に、「GI勝ちのない1番人気馬」はどうだったか。
結論から言うと、88年のタマモクロス(1着)以外はすべて連を外している。スルーオダイナとダイタクバートラムはなんとか3着を確保したが、スダホーク、エアダブリン、リンカーン(2回)ときて、去年もアイポッパーがこのジンクスに敗れた。
今年の1番人気馬はどちらになるか。単勝オッズから目が離せない。
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