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【無料】30年ばんえい競馬を見てきても気が付かなかった“ここだけの話”

  • 2019年03月16日(土) 12時00分

冬の勝負服は平地競馬のジョッキーとは少し違うんです


 今回は近況報告。13日と15日に私が出演したイベントについてレポートします。

 まず13日は、新橋GateJ.で「第11回ばんえい競馬教室」(もうそんなに回を重ねたんですね!)。ゲストに現役バリバリの菊池一樹騎手と長澤幸太騎手を迎え、さらに岩手競馬OGの鈴木麻優元騎手にも聞き手として加わってもらって、ばんえいジョッキーの“ここだけの話”をタップリ話してもらいました。

 菊池、長澤両騎手は、それぞれ冬用の勝負服を着て登場したのですが、ではここで問題。その勝負服は平地競馬のジョッキーが着用しているものとは違っていました。どう違っていたのでしょう?

 正解は、市販のジャンパーに、自分の“柄”に合わせてサテンの生地を貼り付けていた、でした。つまり、各ジョッキーお手製の一品だったわけです。

 今まで30年もばんえい競馬を見てきた私ですが、恥ずかしながらそうなっていることに気が付きませんでした。ちなみに、冬以外のシーズンはふつうにオーダーメイドで作った勝負服を着用しているそうです。

 ご両人には、それぞれに期待の1頭を挙げてもらいました。菊池騎手はフジダイビクトリー。24日に行われる年に一度の大一番・ばんえい記念が同馬の引退レースになります。目下、関係者一丸となって調整中。「馬の状態も良さそうで、最後の花道を飾れるよう頑張ります」と力強く話してくれました。

 一方、長澤騎手が挙げたのはリュウショウという3歳馬。同騎手が所属する大河原和雄厩舎の期待馬で、去年6月のデビューから手綱を任されています。「結果が出ない時もありますが、力のある馬なので応援してください」とのことでした。

 そして15日は、船橋競馬場でトークショー。この日は同競馬場のレジェンド・石崎隆之騎手の引退セレモニーがあり、私もトークショーの相方・荘司典子さんとともに参加させていただきました。

 記者会見では、「いい馬に恵まれて、重賞もたくさん勝たせてもらったし、幸せな騎手人生でした」。飄々と、というより淡々とそう話していた石崎騎手ですが、ファンの前での挨拶では、ちょっと声が震えていたような気がします。

 アブクマポーロとトーシンブリザードを“思い出の馬”に挙げたのは、まぁ予想どおり。「なんでも自分でやらないと気が済まない」そうで、それらの調教も自分で付けていたと語っていました。実家が農家で、子供の頃から自宅の馬の世話をしていたそうですから、騎手になってもそれを“人任せ”にはできなかったんでしょうね。

 セレモニーには大井時代の勝負服姿で戸崎圭太騎手、石崎騎手の勝負服を着て横山典弘騎手も駆けつけていました。そういう“男気”っていいなぁ。石崎騎手、長い間お疲れ様でした!

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テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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