日本ダービーの実況を16年間担当した長岡一也が競馬と人生観を語る
長岡一也
昨年の勝ち馬の父がそれを物語っていた舞台が中山から阪神に移って8年目、さらにホープフルS2000米がGIに昇格して5年目、朝日杯フューチュリティSの持つ意味はかなり変わってきた。マ...
父馬のイメージから探るのも2歳GI戦のポイント今年の2歳世代はどうなのか、大きな可能性を秘めている若駒たちを、今の段階でこうだと決めつけることは出来ないが、この時期のテーマのひとつ...
その後は父が達成出来なかった世界制覇の続きを…「リアル二刀流、ショータイム」が流行語大賞に選ばれた。大谷翔平選手の話題でこの一年を終えようとしているところに、白毛のアイドル二刀流が...
2017年以来3頭の遠征で世界の注目を集めることになればと思う外国に遠征する馬が多くなり、今では常態化したと言っていい。一方で国際招待競走のジャパンカップに参戦する外国馬が少ないの...
現代は育成技術が進歩し、効率よく鍛えられているので十分に戦えるこの時期だからこそ見えてくるものがある。そのひとつが3歳馬の活躍だ。古馬混合の重賞を勝つものが増え、もしかしたら今週も...
若き馬の台頭に期待したいところ世代対決にも関心が高まるエリザベス女王杯だが、勝つのは4歳馬が多く、次いで3歳、5歳となっている。当然と言えば当然だが、レースに興趣を添えるのは若い馬...
長距離色の濃い種牡馬の産駒が活躍するレース東京の2500米のハンデ重賞、アルゼンチン共和国杯は、決め手にスタミナがプラスされてもとめられている。スタート地点が直線の坂下で、このスタ...
ディープインパクトの後継種牡馬争いが興味深い豪華な顔ぶれが揃った秋の天皇賞は、どこにポイントをおくか、なかなか面白いレースになった。どこを見ても、エフフォーリア、コントレイル、グラ...
自分との勝負に勝たねば長丁場は制せぬ「レース前にポケットから出ていかなかったり、ゲートになかなか入らなかったりと、競馬が嫌という素振りを見せていた」とソダシの吉田隼人騎手が語ったの...
今年は桜花賞馬対オークス馬の対決大きな実りをあらわす「秋」、そこに容姿の美しい「華」がそなわるという意味からつけられた牝馬の3冠最終戦だが、白毛の女王ソダシの存在は、正にこれにピッ...
重賞6連勝で毎日王冠を制したスターホースの思い出夏以降の古馬との混合重賞で、3歳馬の活躍が目立っている。秋のGIシリーズの幕開けスプリンターズSでピクシーナイトが、短距離戦で決定的...
記録づくめで興味が尽きぬ大一番スプリント戦となると必ず名前の出てくるロードカナロア。香港スプリントを日本馬として初めて勝ったのが、2012年。スプリンターズSで外から猛然と追い込み...
秋の気配に染まるように、移ろう姿を受け入れる我慢しない、逆らわない、明日のことはわからないと、美術家の篠田桃紅さんは書いておられた。百歳をすぎても大胆な抽象画を描き続け、海外からも...
いまある事情を知らずして予想することはできない彼岸が近づくと、競馬は一気に秋の盛り上がりを迎える。春のクラシックを戦った3歳馬が戦列に戻り、新たに加わる伏兵たちと最後の目標に向かっ...
秋競馬開幕を告げる重賞の中で最も歴史ある重賞夏の名残を感じながら迎える秋。紫苑SにセントウルS、そして京成杯AHと秋競馬開幕を告げる三重賞の中でも、一番古い京成杯AHに思いを強くす...
馬体調整に専念した馬が多く勝っているレース検討は、ひとつの出会いを見つけるようなもの。たまたま目にとび込んできたものに心を惹かれ、ずっと気にしていく。今どきの花で言えば、去年は、風...
2012年以降の勝ち馬全て左回りコースで初勝利を挙げていた新馬戦がダービーの翌週からスタートするようになったのが2012年、以前より早まったことで少なからず、各地の2歳Sに影響を与...
簡単に解明できない所が札幌記念の難しさ、面白さ夏競馬の大一番と言っていいだろう。札幌記念は、今年も興味深い顔ぶれになった。2006年、定量戦になってからは、実績馬が参戦しやすくなり...
今年の主役3歳牝馬は古馬の壁を打ち破れるか自分なりの重賞レースメモを作ってきたが、関屋記念ひとつ取っても感慨深いものがある。サマーシリーズに指定されて以降の9年間、その1〜3着馬の...
大きなヒントはダート1800米での「経験」暑い日が続くと秋を待ちわびる思いが強くなる。この「秋を待つ」は、競馬にもある。俳句の季語でもあるが、競馬でもこの季節を言い述べていると言っ...
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