みなさん、お久しぶりです。
本日は北海道より、桜井がお届けします。
こちら、北海道は2歳戦も佳境に入ってきました。
なので、函館も札幌も、2歳馬がたくさん入厩していますよ。
そんななか、村山厩舎からはタニノチャーチルが今週デビューします。
先々週、柴田君の回でもお話しましたが、チャーチルはうちの厩舎にいるタニノエポレットの弟なんですよ。あれから調整も順調に進み、8月24日にはゲート試験に合格しました。
でも実は、前の週に受けた1回目では、ゲートからの出が、ややノンビリだったということで、もう1回となってしまったんですよ。
どうも、おっとりした性格なことと、まだ少々気持ち的な余裕があったようで…。
まあ、レースを体験していない新馬にはよくあることなんですけどね。
で、2回目はアッサリ合格。
バンザーイですヽ(^◇^*)/。
大人しい性格のチャーチルですが、走り出すとその雰囲気はガラリと変わります。
飛びの大きなフォームから繰り出す走りは、スピード感がありますね。また、動きもよくて、パワーを感じさせます。
が、最後にちょっと遊ぶ癖が…、どうやらこれも余裕があるからのようです。
そこで、昨日の追い切りではロッサーノと併せを行いました。
函館ウッドコースで70.4-55.2-41.5-13.8秒。馬なりで併入しました。今、函館のウッドはやや荒れ加減なうえ、古馬相手に2歳のこの時期にこの走りができたのは、たいしたものだと思いますね。乗っていて気分がよかったですよ。
函館競馬場はウッドコースがあり、脚元に不安のある馬や、まだ成長途中の若駒にはとてもいい環境です。でも、内側にあるためにカーブがきつくて距離も短いんですよ。
だから、チャーチルのようなダイナミックな走りをする馬は、ちょっと物足りなくなってくるかも…。しかも、荒れてくると深くなるので、力のある馬は、のめっちゃうんです。なので、いずれ慣れてきたらダートで追い切ってもいいのではないかと感じました。
う〜ん、終いを伸ばして、どのくらいの動きを見せるか…楽しみですね〜。
さて、ちょっとノンビリ屋さんのチャーチルですが、お稽古が進むごとに、いい具合に気合いが入ってきました。
今日の朝の調教を済ませてから、函館→札幌と移動してきましたが、落ち着いていますよ。普段から物見をしたり、キョトキョトすることのない馬なので、環境の変化には強いのかもしれません。なかなか、大者です。
一緒に、先輩のインナージョイとサクラアドニスもやってきました。ジョイは9/3(土)のタイランドCに、アドニスは9/4(日)のインディアTに出走します。
2頭もと追い切りではいい動きをしていましたので、状態は良好ですよ。
週末は今ひとつのお天気のようですが、競馬場に応援にいらしてくださると嬉しいです。