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アカリンに会いにきてね!

  • 2011年09月29日(木) 18時00分
みなさん、こんにちは。
木戸です。

ジョーアカリンが今週末の芦屋川特別(10/1、阪神芝1200m)に出走するので、またまた登場させてもらいました(^▽^)/。

よろしくお願いします。

さて、レースを前にしたアカリンは、昨日坂路で併せ馬をしました。

後ろから後輩君のプールマシェールを追いかける形でスタートし、終いを伸ばす内容。ちょっと遅れてしましましたが、もともと調教駆けするほうでもないですし、タイム自体は54.1-39.3-26.4-13.7秒と、この馬としてはまずまず。なので、いつも通りだなといった感じです。

でも、跨った鹿屋助手は「動きが良くなってきている」と話していました。僕も、一度叩いたことで状態はよくなってきていると感じます。

それに、アカリンはただいま食欲旺盛!
これまでで一番と言ってもいいぐらいの勢いで、毎日モリモリ飼い葉を平らげています。これって、体調がいい証拠ですよね。

そんなアカリンの応援に、今週オーナーが栗東まできてくださいました。ちなみに、アカリンのお母さんのジョーマリコも上田オーナーの馬なんですよ。

オーナーはご自身の馬の血統を大切になさっていて、馬たちをとても可愛がってくださいます。だからアカリンのことも、ちゃ〜んと見てくださっていて「お母さんに似て、奥手なところがあるかもしれない」とおっしゃっていました。

ジョーマリコが活躍したのは3歳の秋から。今のアカリンと同じ頃です。

たしかに、アカリンは秋になって少しずつですが体が大きくなってきているんですよ。これは、稽古の効果が出てていて、トモなどに筋力が付いてきているからなんですよね。

新馬戦、この頃よりかなり大人になりました

それに、性格も大人になってきました。以前はちょっとカリカリしたところがあったんですが、今は調教でも乗り手の言うことをキチンと聞きますし、競馬に行っても大人しくしています。

きっとレース前に余計な力を使わないようにしているんでしょうね。このON、OFFの区別をしっかりつけるお利口さんぶりには毎回感心します。

短距離で実績を上げているところも、ダートの1000〜1200m戦で活躍していたお母さんの血なのかもしれません。そのほかにもたくいんの「いいところ」をお母さんから受け継いでいるんでしょうね。で、芝適性はお父さんのタニノギムレットからもらったんでしょう。

アカリンはまだこれから良くなっていく雰囲気のある馬なので楽しみです。

だから、できれば今回のレースでは前に行ってくれないかな〜と。ここで前で競馬することを覚えたほうが、将来的にいいように思うんです。

でも、今回乗ってくれる佐藤騎手は頭脳派のベテランですから、これまでのレースぶりから、その辺りのことは分かってくれていそうな気もします。

今回は距離も得意の1200m、斤量も53kgといい条件が揃っていますから、いいレースをしてくれるといいなと思っています。

みなさんも、今週は阪神開催の最終日ですし、ぜひ競馬場にきてください!
アカリンとお待ちしています。

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1990年3月3日に栗東所属で騎手デビュー。同年4月22日に初勝利。以降、平地障害共に騎乗し、94年キンセンアラシで中京障害Sを、00年武蔵野Sをサンフォードシチーで重賞制覇。07年2月20日に現役引退。通算成績は3186戦218勝。 08年に調教師免許取得、同年9月開業。37歳という若さと、騎手時代、調教助手時代を通じて松田国英厩舎や角居勝彦厩舎という名門厩舎で腕を磨いてきた実績により、開業当初から大きな注目を集めた。これまでJRA通算18勝(7月27日現在)を挙げ、09年7月8日にはジャパンダートダービーをテスタマッタで制し、開業1年目にして交流GI制覇という快挙を遂げた。

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