昨年の『フローラS』は、13番人気で2着になるパイオニアバイオに△が打てていたのに、1番人気サトノワルキューレを○対抗印にしたために、大きめの馬券を取り逃がしたという苦い思い出のあるレース。

　そこで学んだ【教訓】が功を奏し(？)、今年は馬単を獲ることができました(昨年ほどの破壊力はありませんけど…)。しかしまたやっぱりというか、今年は今年で3着打ち逃しという失敗をやらかしています。

　一方、タイム指数と相性がよかったはずの西メイン『マイラーズC』はハズレ。土曜日の大本線的中『福島牝馬S』もあわせて振り返っておきます。

【検証ナンバー182】
サンプルレース名/2019年04月21日(日)東京11R・フローラS(GII)芝2000m

【レース前状況】
　2着までにはオークス出走権が与えられるトライアル戦。開幕週の東京は過ごしやすい暖かい一日に。1番人気になったのは1戦1勝馬セラピア(藤岡康)。粗削りながら初戦33秒台の末脚が評価された。2番人気はシャドウディーヴァ(岩田康)。東京2000m芝は4戦使って馬券圏外はなし。3番人気はウィクトーリア(戸崎圭)。2枠4番からの逃げ宣言しているが…。以下人気順は、大外フェアリーポルカ(和田)、フォークテイル(田辺)、パッシングスルー(石橋脩)、エアジーン(デムーロ)と続いていた。

【レース結果】
1着ウィクトーリア　　　牝3(3番人気)戸崎圭
2着シャドウディーヴァ　牝3(2番人気)岩田康
3着ジョディー　　　　　牝3(9番人気)武藤

【払い戻し】
単勝　670円
枠連　1210円
馬連　1690円
馬単　3480円
3連複　1万3580円
3連単　5万7340円

『フローラS』は積み重ねた【教訓】が成果出す！

　まず『フローラS』から。

　ここは一昨年のコラムで書いた「1800m以上の芝を2勝以上している馬はプラス評価せよ！」という【教訓】を軽視したことで、昨年1着馬を見逃して○に留めてしまったというレース。よって今年は同じ失敗はできないと思っていた。

　今年、それに当てはまる馬は3頭だけ。ウィクトーリア、エアジーン、フェアリーポルカである。それぞれ印は☆○▲とした。それぞれ平均値も上位にいるし、前走値も悪くなかった。だが本命にしたのは◎シャドウディーヴァ。理由はこの3頭に「平均値で負けていなかった」ことと「同距離コース＆前走値がトップ」だったから。馬券になり続けてはいないが(前走4着)が、その前走の数字も悪くはなかったからだ。

　結果としては正解。☆ウィクトーリア1着、◎シャドウディーヴァ2着という結果に。反省としては「ウィクトーリアを○か▲にできたんじゃないか？」ということだとは思うが、数字の判断ではこれも仕方ないという感じはしている。

　でも問題は残る。3着となる9番人気ジョディーが無印だったことだ。こちらは逆に【教訓】をもとにすれば拾えない馬。しかし指数重視ならば拾えている馬なのである。平均値6位で近走2走の数字はフェアリーポルカにだって負けていなかったからだ。

　まあここら辺の限りある印のなかでも絞り具合というのが難しいのだ…。とはいえ『フローラS』は昨年までの【教訓】が使えたのは収穫だった。

指数ではどうしようもなかった今年の『マイラーズC』

　一方『マイラーズC』。

　こちらは2年連続で的中していたので「タイム指数と相性がいい」と思っていたのが失敗。わりと自信のあった本命◎インディチャンプは4着で馬券は全ハズレだ。

　強かったのは○ダノンプレミアム。ほかの2頭にも△は打ったが本命走らずではどうしようもない。平均値ではダノンプレミアムとインディチャンプは107で並んでいたが、前走値ではインディチャンプのほうが上。斤量も1キロ軽い。しかも両方とも同じ4歳。さらに距離値でもインディチャンプが上では◎を打ってしまう。

　まあデキ＆能力の差が出てしまったのだろう。だがこれは指数使いとしてはどうしようもない結果である。来年リベンジしたい。

　さらに土曜日福島メイン『福島牝馬S』。

　これは◎○▲順そのままズバリで快心の結果。平均値1位＆平均値2位＆前走値1位という組み合わせだった。タイム指数ズバリ機能！ 来年も平均値＆前走値重視でいきたい。

【今週の教訓】
●『フローラS』は昨年までの【教訓】で来年もいける！
●『マイラーズC』は基本タイム指数機能するが軸選びは注意！
●『福島牝馬S』は平均値＆前走値重視でいける？