【愛知杯予想】史上4回目となる小倉開催 目下のデキの良さと上昇度がカギ
波乱もありそうな組み合わせだが…?
愛知杯は、父内国産馬限定、牝馬限定、開催場所などの変更を重ねてきたが、小倉の牝馬限定戦として行われるのは、2010年、2011年、2020年に次いで今回が4回目。
過去3回の馬券に関係した馬は「6-1-2」「2-9-3」「9-5-11」番人気。
牝馬のハンデ戦らしい大波乱もあったが、それほど荒れてもいない。ただ、今年はハンデ頭が55キロ。重賞勝ち馬は1頭エリカヴィータ(2022年フローラS)だけ。全体レベルは決して高くはない。目下のデキの良さ、上昇度がポイントになりそうだ。
昨年11月の修学院S(京都3勝クラス)2000mの出走馬が4頭もいる。紛れの生じにくい流れで、前後半「59秒8-59秒5」=1分59秒3。快勝したのは当時3歳の人気馬ミッキーゴージャス(父ミッキーロケット)だった。
ミッキーゴージャスの母は、オークス、秋華賞を制したミッキークイーン(父ディープインパクト)。その全姉にはインナーアージ(4勝馬)がいて、昨秋のエリザベス女王杯をわずか5戦目で勝ったブレイディヴェーグ(父ロードカナロア)の母になっている。
ミッキーゴージャスとブレイディヴェーグは、同じ2020年生まれの4歳馬で、イトコ(従姉妹)になるが、2頭の父ロードカナロアと、ミッキーロケットは同じキングカメハメハの産駒。そこで、イトコながら血統背景は4分の3同血というより、感覚的にはほとんど同血にも近い間柄になる。
ミッキーゴージャスはイトコに先を超されたが、昇り調子を生かして追いつきたい。実力馬が少ないだけに、ハンデ54キロなら勝ち負けできるはずだ。
相手本線は修学院Sを0秒4差5着から急上昇したセントカメリア。小倉で勝っている関東馬ウインピクシス(父ゴールドシップ)。伏兵には、相変わらず調教駆けするアレグロモデラート、気難しいが気配良好のルージュスティリア、びっしり追ってきたフラーズダルムを入れたい。