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マイル路線で真価が問われるコディーノなどがエントリー ダービー卿CT(GIII)

  • 2014年03月31日(月) 18時00分


 マイル路線に照準を合わせてきたコディーノが出走予定。休み明けを一叩きされたここは真価を問われる一戦。それに昨年の桜花賞馬アユサンや古豪ダイワファルコン、復活を期すカレンブラックヒルなどが立ちはだかる。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

 コディーノ(牡4、美浦・藤沢和雄厩舎)はデビューから3連勝し、主役の1頭としてクラシックに臨んだが、結果皐月賞3着、ダービー9着と結果を出すことはできなかった。秋には路線を中距離に絞って古馬に挑み天皇賞で5着。ドバイデューティーフリーを驚異的なレコードで圧勝したジャスタウェイやジェンティルドンナがいたことを考えると健闘といえる内容だろう。今年はマイルに照準を合わせ、休み明けの前走東京新聞杯で4着に入線。一叩きされた今回は結果が問われるところだろう。

 アユサン(牝4、美浦・手塚貴久厩舎)は昨年の桜花賞馬。故障明けの前走は惨敗を喫してしまったが、一叩きされた今回は違ってきそう。GI馬としてここは巻き返しが期待される。

 ダイワファルコン(牡7、美浦・上原博之厩舎)は前々走の福島記念をレコードで制する等、歳を重ねた今も健在。中山コースでの重賞勝ちはないが、2着に3度入っているように相性は悪くない。一叩きされた効果での巻き返しが期待される。

 その他、近走は結果が出ていないが、そろそろ復活が期待されるカレンブラックヒル(牡5、栗東・平田修厩舎)、近走が好内容のトリップ(牡5、栗東・松田博資厩舎)、前走で同コースのオープン戦を制したレッドアリオン(牡4、栗東・橋口弘次郎厩舎)、前走が条件戦ながら好内容でキッチリと勝ったマウントシャスタ(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)なども上位争いに加わってきそう。発走は15時45分。

【データ分析/過去10年】(中山で行われた過去9回)
人気…乗り方の難しい中山マイルのハンデ戦と言うこともあり、1人気は[1-1-1-6]と1人気としては物足りない。勝率、連対率ともに1番高いのは[3-1-1-4]の7人気。

枠番…勝ち星は6枠の3勝が最も多いが、複勝率で見ると2、3、5、6、7枠は複勝率が22〜28%で差がなく並んでいる。なお、1枠からは勝ち馬が出ていない

騎手…柴田善臣騎手は[2-0-2-3]と当レースと相性が良く、騎乗してきたら注意。

斤量…連対馬は53キロから57.5キロの範囲で収まっているが、53キロの馬も1頭だけと軽量馬は比較的苦戦傾向。複勝率が最も高いのは54、57.5キロの42.9%。

◆レッドアリオン
・陣営コメント/橋口調教師
「前走(ニューイヤーS1着)は自分から動いての強い勝ち方でした。レース後は放牧に出してリフレッシュさせて、ここを目標に帰厩。順調に調整できています。この条件は実績がありますし、ここ2戦と同じようにうまくゲートを出てくれればスムーズな競馬ができるはずです」

・一週前調教診断/井内利彰
 前走ニューイヤーSは完璧なレースぶりで1着。ようやく、課題のゲートを克服し、重賞制覇に向けて、前走後はすぐにここを目標にした。ちなみに前走時は

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