激動の6日間
先月末はまさに“東奔西走”。激動の6日間でした。
まずは25日、「ウイニング競馬」で東京開催の初日を喋ってから成田へ直行し、マレーシア・クアラルンプール行きの飛行機に乗りました。翌26日の早朝に現地着。電車を乗り継いで、クアラルンプールの北200kmほどのところにあるイポー(Ipoh)という町の競馬場へ。当日は「Perak Derby」(Perakはペラと読みます。イポーがある州の名前。イポーはその州都)の開催日で、通算244カ所目となる競馬場でのレース観戦を楽しみました。
27日は昼過ぎまでイポーの名物グルメを食べ歩き、その後、電車でクアラルンプールへ移動し1泊。28日午後にシンガポール経由で日本に向かいました。
29日の早朝、羽田に戻ると、すぐに高知行きの飛行機に乗り換え。高知競馬場で開催された「第6回福永洋一記念&ジョッキーズバトル洋一カップ」のイベント進行をお手伝いしました。そして30日昼の飛行機で羽田に引き返し、その足でGate J.の「地方競馬春JpnI&青葉賞・天皇賞(春)展望」に出演。打ち上げの食事会を終えて、ようやく帰宅した、という次第です。
小学生が遠足を振り返って書いた作文みたいになっちゃいましたが、なにはともあれ移動は至って順調。大きなアクシデントもなく、立て続けの仕事も無事にこなせてホッとしています。
いろいろ書きたいことがありますが、まずはイポー競馬観戦記から。ペラ州で競馬が始まったのは1886年。20世紀に入ってイポーに定着したそうです。オーストラリア人が設計して建てられた今のスタンドは1971年のオープン。着順判定室や実況席などが入るタワーが特徴的な、堂々たる建物でした。
コースは芝左回り、ほぼ平坦で、3、4コーナーが内・外2本に分かれ、1100メートルの直線競馬ができるレイアウト。そう、新潟によく似ています。直線競馬で各馬が外ラチ沿いに寄ってくるところもソックリでした。
当日のメイン「Perak Derby」は距離2400メートルのG1戦。ダービーとはいいながら、3歳馬限定ではなく、古馬でも出られます。今年は一昨年と去年の優勝馬がともに出走、一昨年の優勝馬(7歳)が逃げ切って2度目のダービー制覇を果たし、去年の優勝馬(6歳)も3着に入りました。
ちなみに2着はリーディングジョッキーが騎乗した馬(4歳)。何とも“わかりやすい”決着だったわけですが、私は、5歳の軽量馬(ダービーもハンデ戦なのです)が好成績をあげている、というデータに頼ったために馬券を外しちゃいました。相変わらずですね。
当日に行われたすべてのレースの映像は、Perak Turf Clubのホームページで見られます。雰囲気を味わってみてはいかがでしょう?
Perak Turf Clubのレース結果ページ
http://www.perakturfclub.my/pme.php?pid=74