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秋まで勝ち続けるダノンレジェンド/北海道スプリントC

  • 2015年06月10日(水) 18時00分


◆今の勢いで無事にさえいけば東京盃まで勝ち続けると見る

 ダノンレジェンドが、目標としているJBCスプリントまで突っ走る。突っ走るといっても、JBCを勝つかどうかまではわからない。ただ今後の予定でいえば、このあとはクラスターCを使うか使わないかで東京盃からJBCスプリントということになるのだろう。東京盃の前まではJpnIIIのみゆえ勝っても極端に斤量を背負うこともない。今の勢いで無事にさえいけば東京盃まで勝ち続けると見る。

 シゲルカガは、東京スプリントではダノンレジェンドと同斤量で2馬身差の2着だったが、今回は相対的に1kg軽くなった。門別の広いコースで今回も逃げてどこまで粘れるか。

 アウヤンテプイは、一昨年、昨年と惜しくも馬券圏内に届かずの4着で、着差はコンマ5秒とコンマ4秒とわずか。今年はまた新たな、しかも若い強敵が遠征してきたが、地元の意地を見せてほしいところ。

 ポアゾンブラックは地方のダートグレードに登録するも何度か除外され、おそらく中央にいたのでは出走することすら難しいとの判断なのだろう。田中淳司厩舎に転厩しての今回が初戦。ここ2戦は大敗しているが、中央のダートオープン勝ちに加え、南部杯での2着もあるだけに楽しみな存在だ。

 昨年のこのレースで重賞初制覇となったアドマイヤサガスだが、ここ4戦は二桁着順が続いているだけに連覇とまではどうか。

 クリーンエコロジーは、中央では芝を中心に使われていたものの、ダートオープンの千葉Sで3着という実績もあり、移籍後2戦のレースぶりからも地方の砂も問題ない。叩かれての上積みがあれば上位争いも。

◎ダノンレジェンド
◯シゲルカガ
▲アウヤンテプイ
△ポアゾンブラック
△アドマイヤサガス
△クリーンエコロジー

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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