川須ジョッキーのインタビューも今回で最終回。今回はプライベートな話をしていただきました
川須ジョッキーのインタビューも今回で最終回。子供の頃やご家族のことまで、プライベートな話をしていただきました。川須少年は相当なわんぱく坊主だったようです!
(取材・文/大薮喬介)
(弟はジョッキーになりたいって)思っているみたいなんですよね
――川須ジョッキーは、どんな少年だったのですか?
川須 すんごくヤンチャでした。よく学校に親が呼び出されていましたね。しかも、保育園の頃から(笑)。
――ええっ、保育園の頃から! 何をしたら、親が呼び出されるんですか(苦笑)
川須 昼寝の時間にこっそり脱走したりして、もう悪ガキでしたね(笑)。小学生の時も悪さをするにしても主犯格的な存在でした。ただ、ちょっとやりすぎたというか、「このままだと、友達がいなくなるな…」というところまできてしまって。
――友達がいなくなるって…。
川須 4年生くらいですかね、怖がられて距離を置かれてしまったんです。「これはヤバい!」と気づいて、そこからは一切悪さをしなくなりました。優等生ではなかったですけど(笑)。
――クラスのボスだったわけですね。中学校の頃は野球部に所属していたんですよね、いつから始めたんですか?
川須 小学2年生からです。厳密にいえば、小学校の頃は地域のソフトボールに入っていました。僕のいた町は軟式もあったんですけど、ソフトボールをする子が多かったんです。それで自然と中学校は野球部に入ったんですよね。
――ポジションは?
川須 ショートやセカンドです。最終的にはセカンドでしたね。
――プロ野球選手になりたいと思ったことはないんですか?
川須 それはありましたよ。ただ小学5年の頃だったか、父親に「お前はプロになれないからな」と言われてしまって(苦笑)。最初はそんなことないって思っていたんですけど、野球をやっているうちに「確かに親父の言う通りかもな…」と気づいてしまって。だから、小学校の卒業文集の将来の夢は一応「プロ野球選手」と書きましたけど、実際はそんな気持ちはまったくなかったですね。
――変わったお父様ですね〜。小学生に「プロは無理」って言う親はなかなかいないと思いますよ(笑)。
川須 まぁ、おかげで今はジョッキーになれていますからね(笑)。
――お父様は、今も福岡にいらっしゃるんですか?
川須 今は妹の大学進学もあって関西にいます。
――妹さんがいらっしゃるんですね。何人兄弟なんです?
川須 弟もいるので、3人兄弟ですね。
――弟さんはジョッキーになりたいって思っているんじゃないですか?
川須 それが思っているみたいなんですよね。今、中学1年生なんですけど、最近乗馬を始めたようです。
――お兄さんから見て、ジョッキーに向いていると思います?
川須 どうなんでしょう(苦笑)。ひとつ言えることは僕とはタイプが違います。
――ヤンチャではないと(笑)。
川須 ええ(笑)。優しい性格で、とってもいい子です。乗馬苑のジュニアチームに入ることができると、競馬学校の一次試験が免除になるらしいので、今はそれを目指して頑張っているみたいですよ。
――近い将来、兄弟でレースに乗ることがあるかもしれないんですね。それまでお兄さんも頑張らないといけないですね。今年の夏はどのような予定になっているんですか?
川須 バーベキューをしたいですね、っていうのは冗談です(笑)。また確定ではないですが、おそらく小倉が中心になると思います。昨年の夏は、GIを狙えるような馬に出会えなかったので、今年は2歳馬も含めて、いい出会いがあればいいなと思っています。頑張ります!
川須「今年は2歳馬も含めて、いい出会いがあればいいなと思っています。頑張ります!」
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7月は、松山ジョッキーと中井ジョッキーの登場です! 彼らは日本騎手クラブ関西支部のファンサービス事業委員として活動しています。いったいファンサービス事業委員会とはどのようなことをしているのか? お二人にじっくり伺いました。