◆今回は外目の10番枠で砂の被らない好位につけられる
北海道スプリントCのダノンレジェンドは、5番枠からのスタートで外に持ち出すのに位置取りを悪くしていた。以前は揉まれると力を発揮できなかったということだから、おそらくそれを避けるためだろう。直線ではさすがという末脚を発揮したが、シゲルカガに楽に逃げられたために、時すでに遅しというレースだった。東京スプリントのように砂の被らない好位につけてゴール前差し切るというレースが理想なのだろう。今回は外目の10番枠。サマリーズを行かせて、うまく2、3番手をとれれば、また強いレースを見せてくれるはず。
ポアゾンブラックはダートグレードで補欠から繰り上がれずということが何度かあり、出走機会を求めてのホッカイドウ競馬への移籍。北海道スプリントCでの2着は、ひとまず結果が出た。サマリーズの2歳時を除けばGIII/JpnIII勝ちまでというメンバーだけに、ここでもチャンスはありそう。
ルベーゼドランジェはここまでの5勝はすべてダートの1200m以下で、準オープンを勝っての重賞初挑戦。それまで先行しては粘れずというレースが多かったのが、前走では粘りを発揮。一皮剥けた感じはある。
ラブバレットは、さきたま杯の4コーナーあたりではあわやという場面があり、勝ったノーザンリバーには離されたものの2着争いとなっての惜しい4着。ダートグレードでも通用する力を見せた。
昨年52キロでこのレースを制したのがサマリーズ。今回は1キロ増えただけの53キロだが、もっとも重いダノンレジェンドで56キロというメンバーだけに、それほど斤量的に恵まれたというわけではない。昨年のような楽に2番手からというレースになるかどうか。
エーシンビートロンは、昨年のサマーチャンピオンが8歳にしての重賞初挑戦での勝利で、続くオーバルスプリントでも2着に好走。しかしさすがに9歳になってそれ以上のレースをするのは難しいのではないか。
◎ダノンレジェンド
○ポアゾンブラック
▲ルベーゼドランジェ
△ラブバレット
△サマリーズ
△エーシンビートロン