昨年の2冠馬ドゥラメンテがここで復帰。骨折明けの一戦を勝利で飾ることができるか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■2/28(日) 中山記念(4歳上・GII・中山芝1800m)
ドゥラメンテ(牡4、美浦・堀宣行厩舎)は圧倒的な強さで昨年の皐月賞・日本ダービーを制したが、その後に両前脚の骨折が判明。3冠や凱旋門賞挑戦は断念することになった。復帰戦の今回はやはり先々を見据えた仕上げになるだろうが、それでも強さを見せてほしいところ。
リアルスティール(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)は昨年無冠に終わったが、世代トップクラスの実力馬であることは疑いがない。ドゥラメンテとはこれまで3度対決して1勝2敗だが、今回は2キロの斤量差があり、チャンスは十分と言っていいだろう。
イスラボニータ(牡5、美浦・栗田博憲厩舎)は昨秋の毎日王冠・秋の天皇賞・マイルCS全てで3着と勝ち星を挙げられなかったが、ここでも力上位なのは間違いない。昨年1番人気で5着に敗れた雪辱を果たすことができるか。
その他、昨秋の天皇賞で0.2秒差の5着に入っているアンビシャス(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)、復活が期待される皐月賞馬ロゴタイプ(牡6、美浦・田中剛厩舎)、前走から斤量1.5キロ減のフルーキー(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)、転厩初戦となるラストインパクト(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時45分。
【データ分析】
人気(過去10回)…1人気は[2-1-1-6]勝率20.0%、複勝率40.0%と1番人気の信頼度は低い。1〜5番人気が[7-7-9-27]複勝率46.0%、複勝回収率99%、6〜10番人気が[2-2-1-45]複勝率10.0%、複勝回収率40%。11番人気以下が[1-1-0-32]複勝率5.9%、複勝回収率37%と5番人気以内の好走率が高く、波乱はやや少なめのレース。
前走距離(過去10回)…前走と同距離ローテの馬が[1-2-0-16]複勝率15.8%、複勝回収率63%。距離延長で臨む馬は[3-5-6-26]複勝率35.0%、複勝回収率100%と高回収率。距離短縮は[6-3-4-60]複勝率17.8%、複勝回収率41%と回収率は低め。
馬番(過去10回)…馬番が1〜5番の馬が[6-5-4-35]複勝率30.0%、複勝回収率90%、6番以降の馬が[4-5-6-69]複勝率17.9%、複勝回収率44%と、内側のゲートに入れたらプラスの評価をしても良い。
◆ドゥラメンテ
・一週前調教診断/井内利彰
日本ダービー優勝後に両前脚の骨折が判明。今回はその復帰戦となるが、1月に美浦へ帰厩して、じっくりと追い切りを重ねている。休養期間こそ違うが、セントポーリア賞が同じ休み明けなので、当時との追い切り内容を比較してみると、坂路と南Wを併用して、そう大差ないように思える。
ただ、1週前追い切りは