遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今月は、恒例(?)となった国分優作騎手、国分恭介騎手、川須騎手、高倉騎手のレギュラーメンバーによる新年会をお届けします。さまざまなテーマをもとに、2016年を振り返っていただきました!
(取材・文/大薮喬介)
2016年を漢字一文字で表すと!?
――みなさん、おひさしぶりです!
優作 あれ、まっちゃん(松山騎手)がいないんですけど。
恭介 確か去年もいなかったよね。
――みなさんとの予定が合わなくて…。
川須 またですかぁ!?
高倉 人気者だからね…。
――とにかく、昨年はおつかれさまでした。早速ですが、恒例の昨年を振り返っていただいて、漢字一文字で表現してください! まずは恭介ジョッキーからお願いします。
恭介 僕は「向」です。仕事、そして僕自身に対しての一文字です。一昨年は成績が良くなかったので、去年は気持ち的にもう向かっていくしかないと思っていました。弱気にだけはならないでおこうと意識していましたね。
仕事、そして自分自身に対して「向」と表現した国分恭介騎手
――騎乗っぷりが、まさにそういう感じでしたよね。
恭介 そう言っていただけるとうれしいです。もうこれでダメならあきらめようと思う気持ちで乗っていましたから。
川須 本当に自信満々でしたよね。
高倉 確かに。川須なんて、いろんな人に恭介さんのことをめっちゃ褒めてたよな。
恭介 そうなの?
川須 馬が自信をつけて、どんどん成績が良くなっていくのと一緒でしたよね(笑)。
高倉 恭介さんは馬じゃないやろ!
優作 恭介は単純なんだよ。すぐオラオラになる(笑)。
恭介 そんなに自信満々だったかな(苦笑)。まぁ、でも年明けに弱気にならないでいこうというのは、年間を通して守れたかな。高倉の一文字は?
高倉 感謝の「感」です。
優作 誰に?
高倉 全員ですね。正直、去年は例年以上に勝ち星が減るかもしれないと覚悟していたんです。でも、思っていた以上に勝ち星を挙げられました。一昨年の成績を見れば、なかなか勝ち負けできる馬に乗せていただくことは難しいと思っていたんですが、いろいろな厩舎の方々に声をかけていただいて、本当に感謝しかないですね。おかげで14年、15年の勝ち星を上回れました。
オーナー、調教師、厩舎スタッフなど関係者みなさんに感謝して「感」と表現した高倉稜騎手
――成績が落ちるかもしれないというプレッシャーはあったんですか?
高倉 プレッシャーとまではいかなかったですが、一昨年がこれまでで一番成績が悪かったので、漠然と来年はどうなるんだろうという不安は少なからずありましたよね。だから、騎乗依頼をくださったオーナーや調教師の先生方、厩舎のスタッフのみなさんに感謝です。あとは、川須の結婚式で感動したことですかね(笑)。
川須 そうそう、高倉は泣いてた。
高倉 最後のスピーチで一瞬声が詰まったから、川須も泣くのか!? と思ったのに、カンペを見だしてさ。単に何を言うか忘れてただけと思った瞬間に興ざめしたよ。だから、泣きかけたのが正解。
優作 感動したんじゃなくて、感動しかけたんやな。
恭介 川須らしい、オチがついたわけだ。優作は?
優作 みんなは知っていたと思うけど、去年の1月に股関節の手術をした影響で、思うように体が動かなかったんだよね。その中で、いろいろな人に助けられた年だった。だから漢字一文字で表すなら「助」。成績も思うように上がらなくて、悩んだ時期もあったけど、得るものもあったし、身体的なことを考えるいい機会だったと思う。
――股関節は、もう大丈夫なんですか?
優作 左の股関節を手術したんですが、完全には治ってないですね。
川須 股関節が動かしにくいと、どういう影響があるんですか?
優作 胸とひざが近づかなくて、体を上手く畳めないんだよ。本当に、こういう状況の中で乗せていただいているから、結果を出せなくて本当に悔しかったし、関係者の方々に申しわけない気持ちでいっぱいだった。だから、助けてくれている人たちのためにも、絶対に完治しないといけないと思っているんだ。少しずつだけど体も動くようになってきて、騎乗している時のリズムも良くなってきているから、去年は今年に向けて助走をつけた年と思うようにしてる。そういった意味も含めての「助」だね。
2017年に向けて助走をつけた年、といった意味も含めて「助」と表現した国分優作騎手
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