▲来日中の外国人騎手との交流は?(撮影:桂伸也)
今年のジャパンCでヴェラアズールを勝利に導いたR.ムーア騎手。直線入口の絶望的な位置から馬群を割ってくる高い技術は多くの競馬ファンに衝撃を与えました。そのほかエリザベス女王杯では3着のミルコ騎手を含め上位を外国人騎手が独占しました。
このように外国人騎手の圧倒的な技術力に驚かされる秋の日本競馬ですが、活躍の裏には普段の競馬に対する姿勢が大きいとのこと。そんな世界で活躍するR.ムーア騎手や、今年初来日のT.マーカンド騎手とH.ドイル騎手の普段の様子に迫ります。
(取材・構成=森カオル)
Q「ムーア騎手は、『笑わない男』という印象がありますが、ミルコ騎手から見てムーア騎手はどんな人ですか? ムーア騎手との思い出があれば教えてください」(sumisumiさん)
ミルコ 僕、ライアンは昔から知ってます。でも、それほど深い付き合いはないので、ここで話せるようなおもしろい思い出はないかな(苦笑)。あのね、普段は普通に笑ってますよ。ただ、「ワッハッハ!」じゃなくて、静か〜に笑ってる感じ。ライアンはもともと静かな人だから。
──ミルコさんは「ワッハッハ!」タイプ。
ミルコ 間違いない(笑)。ライアンは静かな人だけど、競馬に関しては、とっても熱い人です。うまくいかなかったときは、けっこう大きな声で悔しさを表に出していることもあるし。僕より4つ年下だけど、尊敬できるジョッキーのひとりです。
▲R.ムーア騎手は静かな人だけど競馬に関しては熱い人(撮影:下野雄規)
──ジョッキーとして、どんなところを尊敬していますか?
ミルコ 一番は