重賞ウイナーからファンに愛されたあの馬まで、競馬から退いた後の知られざるエピソードをご紹介。
佐々木祥恵
溢れんばかりのエネルギー今週末、東京競馬場ではエプソムC(GIII)が行われる。今から6年前のエプソムCで、東京競馬場の直線を力強く走り抜けたのが、シンゲン(牡12)だ。戦国武将・...
(つづき)GIホースと知らずに一目惚れ外国産馬として初めて日本ダービーに出走したルゼル(セン17)が繋養されている軽井沢の土屋乗馬クラブには、サラブレット系7頭(1頭は血統不詳)と...
田村師「たくさんのことを教えてくれた馬」2001年は外国産馬にも日本ダービー(GI)への出走が制限付きで開放された年であった。この年、ダービー出走するための規定をクリアした2頭の外...
サクラユタカオーのサイアーラインをつないでほしい毎日王冠(GII)を含め重賞3勝を挙げたトゥナンテ(セン)が、20歳で天に召された。トゥナンテは、1995年5月3日、北海道白老町の...
(つづき)丸田騎手の思い出の一頭に挙がる中央時代2005年5月21日、北海道新冠町の長濱忠さんの牧場に1頭の芦毛の男の子が誕生した。父ニューイングランド、母キョウワスピカ。その父は...
絶対に弱いところを見せないタイプでした2005年の日経賞(GII)に優勝したユキノサンロイヤルを取材するために埼玉県入間郡越生町の乗馬クラブアイルを訪ねたのは、昨年の3月3日だった...
(つづき)年を取っても“チャカチャカ”のナイスナイスナイス毎年相馬野馬追で活躍しているマーベラスタイマーが元気に暮らす、福島県南相馬市の大瀧馬事苑は、これまで引退した競走馬を数多く...
数百という騎馬武者の間を突き進み「相馬野馬追」という伝統行事が毎年開催される南相馬市周辺には、競走馬を引退した馬が多く繋養されている。今回訪ねた南相馬市にある大瀧馬事苑にも、199...
(つづき)今でも“きつさ”健在、ヘッドライナー高知県にある養老馬の牧場「土佐黒潮牧場」には、公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルが実施している「引退名馬繋養展示...
(つづき)個性派の面々が暮らす土佐黒潮牧場JRAの関連団体「軽種馬育成調教センター(BTC)」が1996年から実施している「引退名馬繋養展示事業」は、中央競馬の重賞勝馬(のちに地方...
命をつなぐ助成金、条件緩和でより明るい未来を競走馬を引退した後、馬たちはどうなるのだろうか。競馬を見始めたばかりの頃はそこまで考えが及ばなかった。だが競馬の仕組みを理解するにつれ、...
(つづき)震災から2年後、アドマイヤチャンプは北海道へ津波にのまれながらも助かったアドマイヤチャンプは、傷が癒えた後もベルステーブルで2年ほど乗馬としての仕事を続けた。「やっぱりし...
(つづき)馬のためにも心を砕いてくれている人がいた「あの時は、判断が非常に難しかったんですよね」と、宮城県名取市にあった乗馬クラブ、ベルシーサイドファーム(現ベルステーブル)代表の...
男前な性格で、牧場の人気者その死は、突然だった。2013年4月23日の朝、ホーストラスト北海道のマネージャーの酒井政明さんが、放牧地で倒れているタイキマーシャル(セン)を発見した時...
クラブ長の方針で去勢はせずに返し馬で放馬して場内をどよめかせ、レースではトップでゴールインして場内から拍手が起きた。2010年10月10日、東京競馬場でのフェイトフルウォーのデビュ...
気が強いじゃじゃ馬娘1月28日、名牝が天国に旅立った。ダイナフェアリー、32歳。1983年4月30日、北海道白老町にある社台ファームに生を受けた。牝馬3冠(1986年)を達成したメ...
放牧地の隅に行ってはサク癖(つづき)馬にはそれぞれ個性がある。ホーストラスト北海道のマネージャー酒井政明さんの話す馬たちのストーリーを聞いていると、そこに暮らす馬たちの個性的な素顔...
(つづき)福島記念優勝!引退後は競馬場の誘導馬に今年1月3日に亡くなったパリスハーリーは、ベルクノイエスという茶飲み友達ができるまでは、気を許せる仲間ができずに1頭で過ごす時間が多...
初めは下草を食べるのも不慣れで1993年の京都記念優勝馬のパリスハーリー(セン)が、1月3日に息を引き取った。競走馬を引退後は乗馬として活躍していた同馬は、およそ4年半前から北海道...
(つづき)ナリタタイシンの兄“ご神馬”ポルカ昨年12月15日、エスケープハッチがやって来たつばさ乗馬苑は、決して大きい施設ではない。けれどもここは、人や馬が次々と集まってくる不思議...
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