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今年最初の重賞を制するのは!? 中山金杯(GIII)

  • 2014年01月02日(木) 18時00分


※本日は京都金杯の見どころも更新しております。下部のバックナンバーよりご覧ください。

 新春の恒例レース中山金杯。開幕週の京都金杯と違って、12月からの連続開催となる中山で行われるのでフレッシュ感はないが、メンバーも堅実にキャリアを積み重ねた歴戦の強者が揃った。新春のお年玉レースにふさわしく、馬券検討が楽しみな一戦。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

 ケイアイチョウサン(牡4、美浦・小笠倫弘厩舎)はこの秋2戦が休み明けのセントライト記念5着で、菊花賞も5着。詰め切れないところはあるが、今の中山の馬場ならステイゴールド産駒の同馬にはピッタリだろう。ハンデはある程度見込まれそうだが(55kg)、それでも上位を争えるはずだろう。

 ユニバーサルバンク(牡6、栗東・松田博資厩舎)はここ2戦が堅実。元々はクラシック戦線に乗った素質馬で、安定性が増した今なら、ここでは力上位と言えよう。ハンデもそれほど見込まれそうにないし(56kg)、ここでの初重賞制覇を目指す。

 オーシャンブルー(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)は2012年の有馬記念で2着に入った後は惨敗続きだが、能力はここでは断然と言って良いものを持っている。前走の内容に少しでも進境が見られたし、ここは復活を期して臨む。

 ディサイファ(牡5、美浦・小島太厩舎)は2013年で一気にブレイク。勢いに乗って臨んだ福島記念では4着に敗れたが、勝ち馬のダイワファルコンとの差はコンマ1秒差。この内容で今回の相手なら威張れるし、ここは前進が期待される。

 その他、大崩れしないサクラアルディート(牡6、栗東・岡田稲男厩舎)、前走で脚を見せたセイクリッドバレー(牡8、美浦・高橋裕厩舎)、芝に替わり3連勝で重賞制覇と勢いに乗るフーラブライド(牝5、栗東・木原一良厩舎)なども怖い存在。発走は15時25分。

【データ分析/過去10年】
人気…1番人気が3勝、2番〜4番人気が2勝ずつと、イメージほど荒れる傾向はない。馬連の万馬券決着も10番人気のアサカディフィートが2着した07年のみと意外に堅いレース。

ハンデ・年齢…トップハンデ馬は3勝2着2回とまずまず堅調、年齢は入着率では5歳(29%)、連対率では7歳(19%)とこの年代が活躍中。

馬番…最多勝は4番で3勝、1〜8番で6勝、さらに14〜16番は1勝もできておらず、内有利の傾向。

◆オーシャンブルー
・陣営コメント/池江調教師
「前走(金鯱賞10着)は縦長の展開になってしまい、スムーズに動くことができず、この馬には流れが向きませんでした。レース後は短期放牧を挟んでここを目標に調整しています。馬体をふっくら見せており体調は良さそうですから、改めて期待したいですね」

・一週前調教診断/井内利彰
 前走金鯱賞は道中の反応も鈍く、直線でも全く見せ場のないレースに終わった10着。当初、検討されていた有馬記念をパスするのも当然といえる結果だった。その後はグリーンウッドに放牧へ出されて、栗東へ帰厩したのは12月20日。坂路で15-15程度の追い切りを重ね、Cコースでは速い時計の追い切りという、いつものパターン。
 1週前追い切りにあたる、12月27日はトーセンレーヴとの併せ馬だったが

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