スマートフォン版へ

新設の2歳重賞を制するのは? いちょうS(重賞)

  • 2014年10月06日(月) 18時00分


 今年から新設の2歳重賞として行われるいちょうS。ここには新馬戦で能力の高さを見せたサトノフラムやネオルミエール、徐々に力をつけているクラリティスカイなどがエントリーしてきた。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■10/11(土) いちょうS(2歳・重賞・東京芝1600m)

 サトノフラム(牡2、栗東・安田隆行厩舎)は新馬戦で好スタートから2番手に控え、直線に入ってムチも使わず軽く追っただけで楽々と抜け出し、2着馬に2馬身差をつけて快勝した。センスと能力の高さを感じさせる内容だったし、ここでも有力候補となるだろう。

 ネオルミエール(牡2、美浦・藤沢和雄厩舎)の新馬戦はクビ差の勝利だったが、2着に負かしたクラージュシチーは5日の未勝利戦で10馬身差の圧勝を決めた。当然、レベルの高い相手を退けた本馬の能力も相当なものと言えるし、母シルクプリマドンナとの母仔クラシック制覇を目指すためにも、ここで賞金を積み上げておきたいところだ。

 クラリティスカイ(牡2、栗東・友道康夫厩舎)は初勝利までに3戦を要したものの、勝った前走は中団追走から突き抜けてコースレコードにコンマ2秒差という強い内容だった。使われながら力をつけてきていることが窺えるし、このメンバー相手でも上位争いが期待できる。

 その他、札幌2歳S7着からの巻き返しを狙うミッキーユニバース(牡2、美浦・藤沢和雄厩舎)、クローバー賞を制したトーセンラーク(牝2、美浦・菅原泰夫厩舎)、函館2歳Sで11番人気ながら2着に入ったタケデンタイガー(牡2、美浦・武市康男厩舎)なども上位争いに加われて良い素材だろう。発走は15時45分。

【データ分析/2004年以降の2歳・東京芝1600m、500万下以上】
人気…1人気は[10-4-7-7]勝率37.5%、連対率50.0%、複勝率75.0%と非常に優秀。2人気は[5-8-2-13]複勝率53.6%、3人気は[5-4-5-14]複勝率50.0%と上位人気が結果を残している条件。

脚質…4角先頭は[2-4-1-21]複勝率25.0%とまずまずで、その中でも4角先頭の1、2人気馬は[2-3-1-1]と馬券圏外に負けたのは1頭だけ。2〜3番手は[8-9-9-49]複勝率34.7%と優秀。10番手以降は[6-4-3-93]連対率9.4%、複勝率12.3%とやはり後方一気は厳しい。

騎手(騎乗機会5回以上)…福永祐一が回数は少ないものの[2-1-0-2]連対率60.0%と優秀な成績。次いで連対率が高いのは[2-5-1-9]連対率41.2%の柴田善臣、[2-5-1-10]連対率38.9%の蛯名正義、[4-2-1-9]連対率37.5%の横山典弘までが連対率30.0%を超えている。

◆サトノフラム
・陣営コメント/安田調教師
「前走(新馬戦1着)は期待していたとおり、とても強い競馬を見せてくれました。早くからここを目標に定めてきましたが、順調に来ていますね。1週前追い切りはCWコースで格上の古馬を追いかけて最後は楽に先着。まだ余力もありますし、非常にいい動きでした。ここでどんな競馬ができるか楽しみです」

・血統診断/望田潤
 タイキシャトルの甥で

続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

気になる重賞を全方位で斬る! 望田潤の血統情報、井内利彰の調教、そして厩舎情報、データなど内容盛り沢山に、今週の注目重賞コラムをお届けします!

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング