今年のホッカイドウ競馬2歳馬の中距離路線のチャンピオンは、タケルオウジか、オヤコダカか、というところになってきた。そしてこの2頭が中央の1勝馬相手の対戦でどうか。

　オヤコダカは、1番人気と期待されたサンライズCでは2番手追走から4コーナー手前では先頭に立つ場面もあったが、直線では手ごたえ一杯で徐々に後退してブービー11着に大敗。どうしたのかと心配されたが、続く前走のウィナーズチャレンジでは、その不安を払拭しての圧勝。クラバズーカーに6馬身差をつけた。稍重とはいえ1700mでの1分49秒0は、サンライズCでのタケルオウジの勝ちタイムより2秒5も速いもの。やはり一番強いのはこの馬かと思わせる内容だった。

　中央勢ではデヴァスタシオン。デビュー2戦目の阪神ダート1800mの未勝利戦を勝ち、東京のプラタナス賞は中団から伸びて惜しい2着。門別の長い直線は合いそう。

　サンライズCを2番人気で勝ったタケルオウジは、中央芝への挑戦では結果を残せなかったが、門別のダートでは3戦3勝とまだ底を見せていない。

　ディアドムスは、デビューからの芝2戦ではほどんど見せ場がなかったが、ダートに替わって未勝利を勝ち、プラタナス賞で5着。上積みがあればここでも十分通用するレベルにある。

　クラバズーカーは中団から末脚勝負に賭けるタイプ。牧場の血統が晩成、長距離というタイプが多く、何かをきっかけに突然大化けという可能性もある。

　ハニームーンは、10番人気で臨んだサンライズCで2着。3年目の阿部龍騎手は、重賞での人気薄での好走が目立つ。ここでもあっと言わせる場面があるかどうか。

　中央勢ではもう1頭、トウケイファルコン。初勝利がダート1200mだが、血統的には距離が延びてもいいはず。

◎オヤコダカ
◯デヴァスタシオン
▲タケルオウジ
△ディアドムス
△クラバズーカー
△ハニームーン
△トウケイファルコン