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サトノプリンシパルが短距離で才能開花/カペラS

  • 2014年12月08日(月) 18時00分


 前走距離短縮で圧勝して見せたサトノプリンシパルが中心となりそう。揉まれた時の対応など未知な面は残るが、それ以上に期待が膨らむ。それをダッシャーワンなどダート短距離のエキスパート達が阻むのか。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

■12/14(日) カペラS(3歳上・GIII・中山ダ1200m)

 サトノプリンシパル(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)は中距離を中心に使われていたが、前走で1400mに距離を詰めた途端、非常に強い競馬を見せた。今回は更に距離が短くなるが、1400mの内容を見るとむしろプラスのように思える。中距離での重賞制覇が期待されていた馬だが、短距離で一気に重賞ウィナーとなるか。

 ダッシャーワン(牡6、栗東・安田隆行厩舎)はここにきて2連勝と本格化ムード。特に前走の勝ちっぷりは強かった。中山コースも合っていて、ここは重賞初制覇が期待される。

 ノーザンリバー(牡6、栗東・浅見秀一厩舎)は昨年の覇者。前走のJBCスプリントでは5着に終わってしまったが、ダート短距離での実績は抜けており、ここでの巻き返しが期待される。

 その他、前走で復調気配を見せたタイセイレジェンド(牡7、栗東・矢作芳人厩舎)、古豪シルクフォーチュン(牡8、栗東・藤沢則雄厩舎)、前走からの巻き返しが期待されるエイシンゴージャス(牝3、栗東・大久保龍志厩舎)辺りも上位争いの候補。発走は15時20分。

【データ分析/創設後過去6回】
人気…1人気は[0-1-0-5]連対率16.7%と勝ち馬が出ていない。2人気も[1-0-1-4]連対率16.7%と不振。連対率が最も高いのは3番人気で[1-2-0-3]の50.0%となっている。上位人気馬にあまり信頼を置けないものの、勝ち馬6頭は2〜6番人気の中からでており、狙うならば単穴よりもヒモ荒れといったところ。

脚質…4角先頭は[0-0-0-6]と1頭も馬券になっていない。2番手も[1-1-0-13]で4番手以内でも[1-1-2-23]複勝率14.8%なことから先行勢は振るわない。その後ろに付けている5〜8番手が[3-3-1-21]複勝率25.0%と狙うなら差し馬か。10番手以降は[2-2-2-28]複勝率25.0%と後方一気の馬も届くレースであるといえる。

枠番…外枠有利といわれる中山ダート1200メートルであるが、このレースでは1〜2枠が[2-1-1-18]、7〜8枠が[2-1-1-20]と内外の差はない。勝ち馬はでていないものの、4枠の馬が[0-3-1-8]連対率25.0%、複勝率33.3%と最も成績がよく、馬券圏内に入った4頭のうち3頭(もう1頭は09年1番人気2着のダイワディライト)は単勝オッズ10倍を超えていて狙い目。

◆ダッシャーワン
・陣営コメント/安田調教師
「前走(室町S1着)は非常に強い内容。ここにきて本格化してきた印象。年齢を重ねて心身ともにしっかりしてきましたし、この中間も順調そのもの。引き続き具合もいいですよ。使って軽さも出てきていますし、あとは相手関係がどうかですが、この状態でどこまで通用するか楽しみです」

・血統診断/望田潤
 ダッシャーゴーゴーの半弟で

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