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エイシンヒカリ登場 無傷の6連勝での重賞Vなるか/チャレンジC

  • 2014年12月08日(月) 18時00分


 朝日チャレンジCから名称変更となったチャレンジC。今年は10月19日のアイルランドTでの凄まじいレースぶりで一躍有名になったエイシンヒカリがエントリーしてきた。同馬が無敗のまま重賞初制覇を果たすか、それともスマートレイアーやウインフルブルームといったGIでも好走している強豪がストップをかけるか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■12/13(土) チャレンジC(3歳上・GIII・阪神芝1800m)

 エイシンヒカリ(牡3、栗東・坂口正則厩舎)は今年4月のデビューから無傷の5連勝中。特に前走のアイルランドTでは、前半1000mを58.2秒のハイペースで飛ばして大きくリードを取ったものの、直線で外ラチまで逸走してしまい後続に差を詰められたが、それでもなお3.1/2馬身差をつけて勝ってみせた。初めてということもあるだろうが、左回りで課題を見せただけに、今回右回りに戻るのは歓迎だろう。ポテンシャルの高さについては既に言うまでもなく、ここも突破して今後の重賞・GI戦線に殴り込みをかけられるかに注目が集まる。

 スマートレイアー(牝4、栗東・大久保龍志厩舎)はエリザベス女王杯で10着に終わったが、さすがに距離や枠順が厳しかったか。このメンバーに入れば実績上位で、これまで無敗の阪神に替わるのも大歓迎。巻き返しが期待される。

 ウインフルブルーム(牡3、栗東・宮本博厩舎)は秋緒戦の神戸新聞杯で惨敗を喫したが、続くカシオペアSでは、神戸新聞杯の敗因を距離と判断し菊花賞を回避した陣営の選択に応え逃げ切り勝ちを決めた。重賞勝ちはまだないものの、GIで2度の3着があるように実力は十分。エイシンヒカリと同型の脚質だけに、これとどう絡むかがレースの行方を左右しそうだ。

 その他、長期休養明けからの連勝でここに臨むフルーキー(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)、距離短縮での巻き返しが期待されるトーセンスターダム(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)、同型強力も素質あるバッドボーイ(牡4、栗東・河内洋厩舎)、一昨年の2着馬で阪神実績抜群のアドマイヤタイシ(牡7、栗東・橋田満厩舎)辺りも上位争いの圏内。発走は15時45分。

【データ分析】
人気(過去10回)…1人気は[7-1-1-1]連対率80.0%、複勝率90.0%とかなり信頼できる成績を挙げていて軸には最適。逆に2番人気は[1-0-1-8]連対率10.0%、複勝率20.0%と勝ち馬が出ているものの全体的には不振で明暗がわかれている。その後の3〜5番人気は勝ちがないものの、[0-6-4-20]連対率20.0%、複勝率33.3%とまずまず。6馬人気以降は[2-3-4-70]連対率6.3%、複勝率11.4%で1番人気からの相手選びのレースといえる。

脚質(過去5年で阪神芝1800メートルハンデ戦として行われた1600万以上の11レースが対象)…4角先頭は[1-0-1-9]連対率9.1%、複勝率18.2%と外回りコースなこともあって逃げ馬には厳しいコース。8番手以下が[5-5-6-69]と連対馬を10頭も出していることから差し・追込馬が狙い目。

斤量…最も成績がいいのは54〜55kgの馬で[7-5-8-57]で複勝率26.0%となっている。前走との比較では斤量減が[6-4-6-62]複勝率20.5%、斤量増が[1-5-2-20]複勝率28.6%、斤量据え置きが[4-2-3-54]複勝率14.3%となっている。前走より斤量が増えた馬の複勝率が最もいいものの、勝ち馬は斤量減の馬、据え置きの馬から選ぶのが良さそうだ。

◆エイシンヒカリ
・陣営コメント/坂口調教師
「前走(アイルランドT1着)は直線で外に外にと言ってしまいましたが、よく辛抱して押し切ってくれました。レース後は特に問題ありません。阪神コースは慣れているし、1800mもいい。ハナに行けば折り合いに心配ないので無理に抑える必要はないでしょうし、重賞でどんな競馬ができるか楽しみ」

・一週前調教診断/井内利彰
 デビューから5連勝。菊花賞を使うチャンスがあっても、距離適性を考慮して自重。前走は行儀の悪いレースになってしまったが

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