スマートフォン版へ

全日本2歳優駿

  • 2014年12月16日(火) 18時00分


◆南関東のトップツーが来年に備えて早々と休養では中央勢が中心にならざるをえない

 中央5頭のうち4頭がダート2勝というメンバーで、対して地方勢は、兵庫ジュニアグランプリを勝ったジャジャウマナラシ、平和賞とハイセイコー記念を連勝したストゥディウムという南関東のトップツーが来年に備えて早々と休養、北海道デビュー馬も、強い相手にそこそこのレースはするもののときに凡走もというメンバーでは、やはり中央勢が中心にならざるをえない。

 ワンダフルラスターは、デビューからダート1400mのみを使われて3戦2勝2着1回。前走なでしこ賞は、ブルドッグボスにクビ差まで迫られたが、3着馬には3馬身半差をつけてちぎっていた。そのブルドッグボスが11月15日のオキザリス賞を快勝したことからも、なでしこ賞はレベルの高い争いだったと見る。

 1番人気はデビューからダートで2連勝のタップザットだろうか。前走プラタナス賞は、ゴール前で一瞬脚を使っただけで、まだまだ力を出し切っていないようなレースぶりでの完勝。ただ、言われているように3〜4コーナーでは外へ外へと張っていた。広い東京でその状態では、同じ左回りでコーナーのきつい川崎ではコーナーを回りきれないではないかという不安があっての対抗まで。それがなければもちろん圧勝まであっておかしくはないのだが。

 ディアドムスは、プラタナス賞ではタップザットの5着だったが、北海道2歳優駿では直線1頭だけ次元の違う伸びを見せて突き放した。まさに一変というレースぶり。

 以上3頭は現時点の能力では甲乙つけがたく、タップザットのみならず、初めての川崎コースをうまく回ってこられるかという要素のほうが大きいような気がする。右回り、もしくは中央の広いコースしか経験のない2歳馬にとって、川崎コースはそれくらい難しい。

 タケルオウジは、北海道2歳優駿では見せ場なしの惨敗だったが、サンライズCのレースぶりからはそれが実力ではないと見る。北海道2歳優駿で3着のクラバズーカーは、先行した地元馬が直線で苦しくなるというペースで、この馬だけはよく最後まで踏ん張った。ここでも上位争いの可能性は十分に考えられる。タイセイラビッシュはダートに変わって2連勝だが、前走のレースぶりからは上位3頭をまとめて負かすまでは難しいように思う。

◎ワンダフルラスター
◯タップザット
▲ディアドムス
△タケルオウジ
△クラバズーカー
△タイセイラビッシュ

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング