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キャトルフィーユが重賞2勝目を狙う/京都牝馬S

  • 2015年01月19日(月) 18時00分


 今年で50回目を迎える京都牝馬S。今回は昨年の牝馬重賞で堅実に走り続けたキャトルフィーユが人気の中心となりそうだ。同馬の重賞2勝目なるか、それとも昨年の覇者ウリウリやGIでも好走しているアロマティコがこれを阻むか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■1/24(土) 京都牝馬S(4歳上・牝・GIII・京都芝1600m)

 キャトルフィーユ(牝6、栗東・角居勝彦厩舎)は昨年はクイーンSでのレコード勝ち、ヴィクトリアマイル・エリザベス女王杯で差のない5着など、古馬牝馬戦線で堅実に走り続けた。既にここと小倉大賞典を使っての引退が発表されているが、今回のメンバーでは実績・実力ともに上位だけに勝ち負けを期待したい。

 ウリウリ(牝5、栗東・藤原英昭厩舎)は昨年の覇者。その後阪神牝馬Sで2着に入ったものの、ヴィクトリアマイルで惨敗し、休み明けの府中牝馬Sも8着に終わったが、前走の阪神Cで牡馬相手に4着と復調気配を見せた。斤量も54キロと他の実績馬に比べれば軽めで、ここは連覇の期待が掛かる。

 アロマティコ(牝6、栗東・佐々木晶三厩舎)は前走のエリザベス女王杯では8着に終わったが、2走前のオールカマーでは牡馬相手に0.1秒差、その前のクイーンSでもキャトルフィーユとハナ差の2着と走っている。1600m戦は13年のヴィクトリアマイル以来だが、実績では上位の存在。重賞初制覇のチャンスは十分にある。

 その他、昨年の福島牝馬Sの勝ち馬ケイアイエレガント(牝6、美浦・尾形充弘厩舎)、連勝でオープンに上がってきたベルルミエール(牝4、栗東・高橋亮厩舎)、差し脚魅力のダンスアミーガ(牝4、栗東・中竹和也厩舎)、ここ2戦惨敗も力はあるレーヴデトワール(牝4、栗東・松田博資厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時45分。

【データ分析/過去10年】
人気…1人気は[3-3-2-2]連対率60.0%、複勝率80.0%と数字的にはまずまずで単軸よりも連軸向きといったところか。2人気は[3-1-1-5]連対率40.0%、複勝率50.0%と1人気には劣るもののまずまずの成績。過去3年は1、2番人気のワンツー決着が続いており、人気馬を信頼して良さそうだ。

脚質…4角先頭は[1-0-1-8]連対率、複勝率ともに10.0%と逃げ馬の成績は芳しくない。2〜3番手は[1-5-1-19]連対率23.1%、複勝率26.9%と先行馬は馬券の相手までか。1〜3番手で連対した馬7頭のうち4頭が単勝オッズ2ケタ台で穴馬の粘り込みに注意が必要。4角7番手以下の馬が7勝2着5回を挙げていることから差し追込馬に有利なレースといえる。

前走…前走愛知杯組が26頭、ターコイズS組が16頭、京都金杯組が13頭がこの3レースのどれかに出走していた馬が多い。最も連対馬を出しているのは愛知杯組で3勝2着3回を挙げている。次は京都金杯組で2勝2着3回を挙げている。対照的にターコイズS組は2着2回を挙げたのみで勝ち馬を輩出していない。勝ち馬10頭の中に前走が1000万クラスだった馬が2頭いるが、前走が1600万クラスだった馬はまだ勝ちがない。

◆アロマティコ
・陣営コメント/佐々木調教師
「前走(エリザベス女王杯8着)はスローペースで外枠からの競馬。途中ハミを噛んでしまいましたし、厳しい展開になってしまいました。日経新春杯へ行くプランもありましたが、マイルの方がレースはしやすいだろうし

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