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出世レースを制するのはどの馬か/アーリントンC

  • 2015年02月23日(月) 18時00分


 ジャスタウェイ、コパノリチャード、ミッキーアイルと、3年連続で勝ち馬が後にGIを制しているアーリントンC。今年も未来のGIホースは現れるか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■2/28(土) アーリントンC(3歳・GIII・阪神芝1600m)

 ネオルミエール(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)は昨年のいちょうSで2着、朝日杯FSで4着と、重賞戦線で上位争いを演じた。特に前走の朝日杯FSはスタートで遅れた上に、直線でも進路取りに苦労しており、スムーズならばと思わせる内容だった。前走に比べて相手が楽になる今回は勝ち負けを期待したいところ。

 アルマワイオリ(牡3、栗東・西浦勝一厩舎)は昨年の朝日杯FSで14番人気ながら2着に入った。3走前にはもみじSを勝っており、2走前のデイリー杯2歳Sでも道中掛かりっぱなしで4着に残っていただけに、決してフロックの激走ではない。早々にマイル路線に的を絞って調整されており、朝日杯FSと同条件のここでの重賞初制覇が期待される。

 ナヴィオン(牡3、栗東・橋口弘次郎厩舎)は前走のシンザン記念で最後方から追い込んで僅差の3着。なかなか重賞に手が届かないでいるものの、ここでも決め手は上位。2走前の朝日杯FSでは11着と惨敗しているが、これは馬場が悪かったためで、コース適性は問題ない。今回も直線でキッチリと脚を伸ばしてくるだろう。

 その他、デビュー2連勝中のナリタスターワン(牡3、栗東・高橋亮厩舎)、新馬戦を7馬身差で圧勝したマテンロウハピネス(牡3、栗東・昆貢厩舎)、ジュニアCを勝ったナイトフォックス(牡3、美浦・大竹正博厩舎)辺りも上位進出を窺う。発走は15時35分。

【データ分析】
人気(過去10回)…1人気は[3-2-0-5]勝率30.0%、複勝率50.0%と単軸にするには心もとない。2番人気も[2-1-0-7]複勝率30.0%と安定感には欠けているが、1〜6番人気以内の馬で[10-7-8-35]と複勝圏内の多数を占め、3〜6番人気の期待値が高め。

前走距離(過去10回)…前走で今回の1600mより長い距離を使っており距離短縮で臨む馬は[1-3-0-26]複勝率13.3%、複勝回収率30%とふるわない。前走からの距離延長の場合は[6-2-1-36]勝率13.3%、単勝回収率140%と勝ち切りが多く、前走と同距離の場合は[3-8-6-38]複勝率30.9%、複勝回収率105%と複勝圏内が多い。

馬体重(過去10回)…馬体重が490kg以上の大型馬は[4-4-3-22]単勝回収率154%、複勝回収率204%で、それに比べて489kg以下の馬[6-6-7-78]は単勝回収率23%、複勝回収率52%と大型というのが多くの穴馬に共通する点である。また、大型馬の中でも前走でスピードが問われる東京・京都競馬場で勝ち馬から2秒差以内の負けすぎていない馬が[2-4-2-5]複勝率61.5%、複勝回収率442%と今回力のいる阪神で巻き返すパターンが狙い目。

◆アルマワイオリ
・陣営コメント/西浦調教助手
「前走(朝日杯FS2着)は道中しっかりと我慢できていたし、直線はいい脚を見せてくれました。レース後は放牧に出してリフレッシュさせ、帰厩後は順調。1週前追い切りも併せ馬でしっかりとやっていい動きを見せてくれました。道中折り合えれば終いは確実にいい脚を使ってくれるので、ここも楽しみにしています」

・血統診断/望田潤
 スエヒロコマンダーの甥で

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