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リアルスティールの復帰Vなるか/神戸新聞杯

  • 2015年09月22日(火) 18時00分


 皐月賞2着のリアルスティールが登場。骨折明けの一戦となるが、メンバー構成を考えると結果が求められるところだろう。2冠馬ドゥラメンテが故障で離脱した菊戦線の主役となれるか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■9/27(日) 神戸新聞杯(3歳・牡牝・GII・阪神芝2400m)

 リアルスティール(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)は日本ダービー(4着)後に骨折が判明したが、幸いにも症状は軽度で、ここでの復帰が叶った。その日本ダービーは後方からレースを進めて伸び切れなかったが、本来は先行して脚を使うタイプ。このメンバーでは実績断然の存在だけに、故障明けでも結果が求められるところだろう。

 アルバートドック(牡3、栗東・松田博資厩舎)はソエなどで出世が遅れたが、前走の勝ちっ振りの通り能力は高いものを持っている。2走前の京都新聞杯で日本ダービー2着のサトノラーゼンと接戦した様に、ここでも能力は引けを取らない。ここで好走するようなら秋の飛躍が見えてくる。

 その他、スランプが続いたが前走逃げ切って新境地を開拓したティルナノーグ(牡3、栗東・松永幹夫厩舎)、距離が鍵も実績上位のタガノエスプレッソ(牡3、栗東・五十嵐忠男厩舎)、古馬相手に準オープンを勝利したリアファル(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)、先行力魅力のワンダーアツレッタ(牡3、栗東・河内洋厩舎)、故障明けもまだ底を見せていないキロハナ(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)、条件が合いそうなマッサビエル(牡3、美浦・小笠倫弘厩舎)辺りも怖い存在。発走は15時35分。

【データ分析】
人気(阪神競馬場改修後の過去8回)…1番人気は[5-1-0-2]勝率62.5%、複勝率75.0%と特に勝率が高め。1〜5番人気の人気馬は[7-5-7-21]複勝率47.5%、複勝回収率79%、6〜10番人気が[1-3-1-35]複勝率12.5%、複勝回収率72%、11番人気以下が[0-0-0-39]複勝率0.0%と人気のある馬ほど回収率が高い傾向。

前走レース(阪神競馬場改修後の過去8回)…前走がダービーだった馬が[7-5-2-24]複勝率36.8%と多くを占める。特に前走ダービーで上がり3F3位以内で5着以内に健闘した馬は[7-3-0-0]連対率100.0%とかなり信頼できる。その他では昇級戦となる馬が[0-1-4-46]複勝率9.8%、複勝回収率37%と不振傾向。その2つのいずれにも該当しない馬(ダービー以外のOPクラス)が[1-2-2-25]複勝率16.7%、複勝回収率53%とあまり買いたくないが、当日単勝オッズ30倍未満のある程度の人気になった馬は[1-1-2-1]複勝率80.0%、複勝回収率226%と好調。前走ダービーで実力を発揮した馬と前走OPである程度の人気馬を合わせて買いたい。

キャリア(阪神競馬場改修後の過去8回)…出走馬のこれまでのキャリアが10戦以上の場合は[1-1-0-30]複勝率6.3%、複勝回収率10%とほとんど消しに近い数値。10戦未満の馬が[7-8-8-67]複勝率25.6%、複勝回収率66%と大きく引き離す。10戦未満の馬を全部買えばよいわけではもちろんないが、一つの指標として、それまでに使い込まれているかどうかが重要になる。

◆リアルスティール
・陣営コメント/渋田調教助手
「前走(ダービー4着)の後、左前脚の骨折が判明しましたが、ごく軽度のもので、放牧先でも順調に夏を過ごすことができました。帰厩後も順調に調整できていますし、仕上がりに手間取らないタイプでここまで思惑どおりに調整できています。春に比べて

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