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ナムラビクターが得意の舞台で重賞2勝目を狙う/シリウスS

  • 2015年09月28日(月) 18時00分


 昨年の2着馬ナムラビクターが重賞2勝目を狙う。ここを勝って暮れのチャンピオンズCに向けて弾みをつけることができるか。それとも前走で古馬に完勝したダノンリバティらがこれを阻むか。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

■10/3(土) シリウスS(3歳上・GIII・阪神ダ2000m)

 ナムラビクター(牡6、栗東・福島信晴厩舎)は昨年のこのレースで2着。今年の上半期は東海Sで11着、アンタレスSで3着、平安Sで4着と不完全燃焼だったが、今回のメンバーなら実績・実力ともに上位だろう。阪神ダート2000mでは連対を外したこともなく、ここは2つ目の重賞制覇の期待がかかる。

 ダノンリバティ(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)は初ダートとなったレパードSでクロスクリーガーの2着に入ると、続くBSN賞でアジアエクスプレスら古馬相手に完勝。ここも一気に突破して現3歳世代のレベルの高さを見せつけることができるか。

 その他、初ダートの前走を制したアウォーディー(牡5、栗東・松永幹夫厩舎)、ダート初挑戦のトウケイヘイロー(牡6、栗東・清水久詞厩舎)、この条件得意なマルカプレジオ(牡7、栗東・今野貞一厩舎)、末脚堅実なランウェイワルツ(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)、古豪ニホンピロアワーズ(牡8、栗東・大橋勇樹厩舎)なども上位争いの候補。発走は15時35分。

【データ分析】
人気(阪神競馬場ダート2000mで行われた過去9回)…1番人気は[4-1-1-3]勝率44.4%、複勝率66.7%と標準並み。1〜5番人気が[8-7-6-24]複勝率46.7%、複勝回収率101%と人気馬で回収率が100%超えのかなり好成績。その分人気薄は低成績で、6〜10番人気が[1-2-3-39]複勝率13.3%、複勝回収率54%、11番人気以下が[0-0-0-39]複勝率0.0%で人気決着傾向の強いレース。

前走脚質(阪神競馬場ダート2000mで行われた過去9回)…前走の上がり3Fが1位だった馬は[4-2-4-7]複勝率58.8%、複勝回収率155%。2〜5位だった馬が[5-3-2-36]複勝率21.7%、単勝回収率101%、複勝回収率58%。6位以下の馬は[0-2-3-52]複勝率8.8%、複勝回収率22%と、前走で末脚を発揮できたかどうかが今回の成績に直結している。

年齢(阪神競馬場ダート2000mで行われた過去9回)…3〜4歳の若い馬が[5-2-3-22]複勝率31.8%、複勝回収率88%。5〜6歳が[4-6-6-56]複勝率22.2%、複勝回収率55%、7歳以上の馬が[0-1-0-24]複勝率4.0%、複勝回収率8%と若い馬ほど有利なレースで、特に7歳以上の高齢馬には厳しいデータが出ている。しかし、5〜6歳馬の中でも単勝オッズが20倍未満と人気がある馬は[4-5-6-15]複勝率50.0%、複勝回収率115%と好調な一方、20倍以上の馬が[0-1-0-41]複勝率2.4%、複勝回収率12%と、5〜6歳馬でも人気に推される実績馬は相応の評価が必要。3〜4歳馬と、実績があって人気に推されている5〜6歳馬を馬券対象として選びたいところ。

◆ダノンリバティ
・陣営コメント/音無調教師
「前走(BSN賞1着)は前を射程圏に入れながら、最後はしっかりと捕らえてくれましたね。1週前追い切りはリアファル(神戸新聞杯1着)と坂路で併せてやりましたが、ほぼ持ったままの手応えで先着。もともと攻め馬は動きますが、いい状態です。あとは

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